児童発達支援事業所『anto(あんと)』

子どもの「できる」を育て、その家族に寄り添う
ありがとうで溢れる場所

史跡武蔵国分寺跡から程近い一軒家、そこが※1児童発達支援事業所『anto(あんと)』です。壁に描かれた大きなキリンが目印です。『anto』は、0歳から未就学児を対象に1日10名の定員、集団で長時間療育を提供する事業所です。

今回は『anto』の児童発達支援管理責任者である相馬千鶴さんにお話を伺いました。

「『anto』では、楽しく遊んで育つということを基本にしています。療育と聞くと、毎日同じ訓練の繰り返しが当たり前と思われるかもしれません。『anto』では生活や遊びの中で“嬉しい”“楽しい””やってみたい”という子ども達の気持ちを育て、個々の子ども達の特性をしっかり見極め、その上で生活動作やコミュニケーションを覚えることを大切にし、その子に必要な支援を行っています。それに加え、国分寺の四季折々を感じられる武蔵国分寺公園やお鷹の道が近くにある環境は『anto』の魅力です」とのこと。「施設内だけではなく外に出て活動もしているので、近隣の人と挨拶を交わしたり、近くの農園で毎年みかん狩りをしたりと、子ども達が地域の一員として安心して暮らしていくために、人との繋がりも大切にしています」と相馬さん。

『anto』の1日は、はじまりの会→日中(小集団)活動→お弁当→個別プログラム→おやつ→おかえりの会という流れです。主な行事は、誕生会・七夕会・夕涼み会・お正月墨遊びなど多様です(令和4年度)。夏は、プール遊びを楽しみます。おやつや行事の際は、子ども達がクッキングをして食べることもあるそうです。皆で作って、食べたら美味しいでしょうね。実際に、クッキングを機に今まで食べられなかったものが、食べられるようになる子どももいるそうです。まずは、経験してみることの大切さを感じました。月に4回程、専門家による理学療法指導や作業療法指導も行われているそうです。

よく遊んでいる七重塔跡

『anto』の名前の由来は、幼児言葉で「ありがとう」のことを「あんと」と言うことから。「産まれてきてくれてありがとう」「産んでくれてありがとう」と『anto』には感謝の思いが込められています。そして「たくさんの“あんと”の声で溢れる場であり続けたい」という願いも込めているそうです。

『anto』は、社会福祉法人アンビーが運営しています。ここでは※2就労継続支援B型の就労支援施設として武蔵国分寺サブレや七重塔フィナンシェや焼きドーナツなどを作っています。どの焼き菓子も丁寧に作られ、美味しいと評判です。(焼き菓子は、アンビーの店舗の他に国分寺丸井にも出店。市内のカフェなどでも購入できます。)施設の運営を通して、アンビーは早期療育の必要性を感じ、何らかの障害があっても幼少期から一人の人間として尊重され、発達に応じて「できる」経験を増やして子どもたちの自信を育てる場所を作ろうと『anto』をスタートしたそうです。

相馬さんは、発達に凸凹があっても、『anto』の指導員たちが子ども達に愛情も持って接すると、例え言葉が出なくても、言葉がたどたどしくても、身振り手振りで指導員に笑顔で答えてくれたり、お友達同士で楽しくやりとりする様子を見ることができて嬉しいそうです。「指導員たちの愛情が伝わることで、『anto』が子どもたちにとって安心できる場所になっているのでしょう」という言葉が印象的でした。また、「一人ひとりの命を大切にし、社会の中で子どもだけでなくそのご家族や私たちも共に成長していきたい」とおっしゃっていました。

話を伺って、発達支援で子ども達が課題を達成し、社会で力を発揮したり、自分の得意や好きを見つけるためには、まずは無条件の愛(心の支援)が土台にあってこそだと感じました。子ども各々の最善の利益を考慮し、発達支援や環境整備に加え、安定した親子関係を築くためのお手伝いや、保育園や幼稚園などの子どもを取り巻く支援者との連携を行うなど、子どもたちの幸せのために日々奮闘されている『anto』の皆さん。その全ての活動を、国分寺の自然がまぁるく包んでくれているような…お話しを伺って温かい気持ちになり、子ども達の未来に希望が持てました。

※1児童発達支援事業所とは
0歳〜小学校入学前までの未就学児が、自分の慣れ親しんだ地域で発達支援(療育)を受けることが出来る施設です。発達に不安のある子どもたちのケアを行い、課題を解決する手伝いをしたり、その家族への支援をして負担を軽減したり、地域の幼稚園・保育所と連携を取りつつ多様なサービスを行っています。児童発達支援事業所は、集団(5~10人程)と個別(1対1)、療育時間も1時間以内というところもありますが、『anto』のように9:30~15:30でお弁当持参、送迎付というところもあります。その他、事業所が持つ理念や目指す支援などにより、提供するプログラムは様々です。

※2就労継続支援B型とは
障がいのある方が、一般企業に就職することに対して不安や困難がある場合などに、生産活動などの就労訓練を行うことができる事業所及びサービスです。「就労の機会の提供」や「就労に必要な能力を育む」ことを目的としています。

 

相馬千鶴さんのぶんハピ 国分寺歴6年

史跡公園とこくベジ

『anto』の近くにあり、四季折々の景色が楽しめて、子ども達も良く遊んでおり、お世話になっている公園です。
施設の回りには、畑も多く、季節によって色々な野菜の成長をみることが出来ます。子ども達とお散歩中に農作業している方々との挨拶や交流も楽しいです。

 

基本情報

anto(児童発達支援事業)

住所:国分寺市西元町 3-11-17

TEL:042-401-0176

開場日時:月曜〜金曜  9:30〜15:30

●チェックポイント

駐車場無し(近隣にぶんバス停留所やコインパーキング有)

取材:ぶんハピリポーター

 


こくぶんじ青空ひろば

週に1回、市内10カ所の公園が

屋外の親子ひろばや冒険あそび場に変身!

のぼり旗が青空ひろば開催の目印

「こくぶんじ青空ひろば」は、認定NPO法人冒険遊び場の会が国分寺市との協働事業として2017年4月から開催している活動です。2022 年は国分寺市内10カ所の公園で実施されています。
公園によって開催曜日や時間が異なりますが、午前中は主に就学前の親子向けの屋外型親子ひろば、午後は主に小学生以上の子ども向けの冒険遊び場となっています。開催中は公園にプレイリーダーがいて、おもちゃなど遊び道具が用意されています。

毎週火曜日10:00~12:00に開催されている、青空ひろば北町公園で、※プレイリーダーの土生久美子さんと 山下智子さんにお話しを伺いました。

※プレイリーダーとは、子どもたちにゆたかな遊びを提供する遊びのプロのこと。

北町公園は、草むらにバッタなどの昆虫がいて、実のなる木がたくさんあるとても広いところです。植物の名前に詳しいプレイリーダーもいます。「ゆたかな自然を生かし、バッタなどを捕まえたり、ドングリを拾ったり、遊びに取り入れています。暑い日には、井戸水をたらいに入れて水遊びをします」と山下さん。「3歳くらいになると、ターザンロープやクライミングウォールで遊ぶこともできます」と土生さん。

国分寺市内公園唯一のクライミングウォール

北町公園のターザンロープ、けやき公園にもあります

青空ひろば開催中はどの公園もゴザを出すので、歩く前のお子さんもゴザの上で遊ぶことができます。手作り上手なプレイリーダーが作った段ボール製の電車などがあり、手ぶらで行っても楽しめます。「親一人で複数の子どもを公園に連れて行き遊ぶのは大変ですが、青空ひろばならプレイリーダーがお手伝いします。上の子が走り回る3歳児で下の子がまだ歩けない0歳児という方や、三人目妊娠中という方も、ぜひいらしてください。月に1回助産師さんが公園に来るので、子どもを遊ばせながら気軽に相談することもできます」と山下さん。

「新型コロナウイルス感染症が収束したら、プール遊びをしたいです。感染対策をして実施しているものの、まだまだコロナ禍前と同じ遊びができていません。早く元の活動に戻したいですね」と土生さん。

最後に山下さんから「そろそろ公園遊びを始めようかなと思っている皆さん、何回か来ることで遊びを通じて無理なく子どもも大人もお友達ができますよ」。そして土生さんからも「公園に来ることは、お母さんのリフレッシュになります。お散歩がてら立ち寄ってみてください。外は気持ちが良いので、ゴザの上でボーっとするだけでも良いですよ」と子育て中の方へメッセージをいただきました。

取材した日は、梅雨入り直後のどんよりとした日だったためか、青空ひろばの参加者は普段より少なく、親子4組でした。その他にベンチで話をしている大人のグループや犬のさんぽをしている人もいましたが、広い公園なので密にはならず、皆さんのびのび過ごしていました。

足元にはクローバーの花がたくさん咲いていました。公園中に草が茂っていて、歩くとふかふかして気持ち良かったです。また、青空ひろば開催中は手洗い場にハンドソープと消毒液があり、遊具の近くにも消毒液を置くなど感染対策がされていて、安心して遊べると感じました。是非、近くで開催されている青空ひろばに行ってみて下さい。

 

山下智子さんのぶんハピ 国分寺歴 8年

プレイリーダーの土生さん(左)と山下さん(右)

並木公民館前から見える富士山

「夕方疲れて家に帰る途中、富士山が見えると疲れを忘れます。国分寺市は少し高いところ数か所から富士山が見えますね。北町公園のお山のてっぺんからも、見えることがありますよ」。

土生久美子さんのぶんハピ 国分寺歴 8年

ひろい空

「特に高い建物が少ない国分寺市の西部地区は空がひろくて、眺めるのが好きです。育ったところがいわゆる都会で、ビルが多くて空が狭かったので」。

 

取材:ぶんハピリポーター

基本情報

井戸で水遊びが楽しめます

本多わかば公園住所:国分寺市本多 5-20-9

開場日時:火曜 10:00~12:00

助産師  第3火曜 10:00~11:00

 

 

 

 

晴れた日はにぎやか、広いので密にならない

北町公園

住所:国分寺市北町 5-24-6

開場日時:火曜  10:00~12:00

助産師 第3火曜  11:00~12:00

 

 

 

左奥に続く樹林地も遊び場

光町もみじ公園

住所:国分寺市光町 1-15-4

開場日時:金曜 10:00~12:00

助産師 第2金曜  10:00~10:50

 

 

 

手作りおもちゃが多いです

こばと公園

住所:国分寺市日吉町2-8-14

開場日時:金曜 10:00~12:00

助産師 第2金曜 11:10~12:00

 

 

 

午後は小学校高学年が多い

元町公園

住所:国分寺市東元町1-34-3

開場日時:水曜 10:00~12:00 13:30~17:00

助産師 第2水曜 10:00~10:50

 

 

 

姿見の池の方へみんなでおさんぽ

西恋ケ窪若松公園

住所:国分寺市西恋ケ窪 1-31-7

開場日時:水曜 10:00~12:00 13:30~17:00

助産師 第2水曜  11:10~12:00

 

 

 

ゴザの上でままごと遊び

窪東公園

住所:国分寺市東戸倉 2-19-1

開場日時:水曜 10:00~12:00 13:30~17:00

助産師 第3水曜 10:00~10:50

 

 

 

 

広い公園でのびのび遊べる

けやき公園

住所:小平市上水本町 6-22-2

開場日時:水曜 10:00~12:00 13:30~17:00

助産師 第3水曜 11:10~12:00

 

 

 

通称汽車ぽっぽ公園で、おままごと

並木町公園

住所:国分寺市並木町3-2-10

開場日時:水曜 10:00~12:00 13:30~17:00

助産師 第1水曜 10:00~10:50

 

 

 

地域のみんなの居場所

日吉町なかよし公園

住所:国分寺市日吉町3-10-3

開場日時:水曜 10:00~12:00 13:30~17:00

助産師 第1水曜 11:10~12:00

利用案内

・参加費 無料  ・登録 不要

・対象者 0 歳児~の親子、小中高生 ※未就学児は保護者同伴のこと

・予約はいりません。開催時間内ならいつ来ていつ帰っても OK です。

●チェックポイント

 

駐輪場有、駐車場無、トイレ有、おむつ替えコーナー無、授乳スペース無


国分寺市プレイステーション

新しい施設では屋内での遊びも充実
幅広い年齢層が利用できるスペースに

新しいプレイステーションの看板

国分寺市プレイステーション(通称プレステ)が西元町から東戸倉に移転したのはご存知でしょうか?新しいプレステは恋ヶ窪駅から徒歩8分ほど、西武国分寺線の線路沿いにあります。

プレステは1982年に西元町に設立され約30年にわたり地元の人々に親しまれてきました。2020年3月に惜しまれながらその役割を閉じ(以前のプレステの取材記事はこちら)、東戸倉に移転しました。理事の中村裕子さんにお話を伺いました。

新しくなったプレステ内には2階建てのりっぱな建物ができました。2階には親子ひろばBOUKENどんどこがあります。

1階には、事務所、キッチン設備がある談話室、手作りの卓球台や大型積み木がある遊戯室、絵本やボードゲームなどで室内遊びができるスペースがあります。

1階談話室にはIH調理台があり、おやつやごはんを作って食事をすることができます(2020年11月現在、使用は休止中)

1階遊戯室にある卓球台は、プレイリーダーと中学生達の手作り

2階のBOUKENどんどこからの眺め

プレステといえば泥んこの外遊びというイメージが強いですが、新しい施設では好きな時に室内でも遊べるようになりました。「建物内にある親子ひろばのBOUKENどんどこをプレステと分けて考えるのではなく、一体化した施設として小さいお子さんも室内と外遊びを区別なく楽しんで欲しい」」と中村さん。2階から外の様子が見えるので、室内で遊んでいる小さい子も外へと誘われそうです。

1階の漫画や絵本のあるスペースでは小さいお子さんも遊べるようにおもちゃがあり、事務室に声をかければボードゲーム等がかりられます

プレステが公園と異なる特徴は、常にプレイリーダーと呼ばれる大人がいることです。プレイリーダーは、子どもたちの自由な遊びを見守り、必要であれば手を貸してくれる心強い存在です。また、ここにはやりたい遊びを自由にやれるよう必要な道具がそろっています。泥遊び、穴掘り、工作、基地づくり、火おこし等やりたいことにチャレンジできます。もちろんこんなものが作りたい!と相談すれば、プレイリーダーが実現できるよう一緒に考えてくれます。

広く見やすくなった道具倉庫

火おこしコーナーでは火を使用して焼き芋などのおやつ作りなどができます(2020年12月の時点で飲食ができないため、七輪で焼きビー玉や火おこしを中心に行っています)

どうしても大きいシャベルを使いたい利用者のお子さんに、声をかけ、見守るプレイリーダー

以前は歩けるようになってから遊びに行くという印象が強かったプレステ。室内の遊び場があるので0才から利用することができ、小さい子も遊びやすくなりました。

「小学生は6小地域の子が多いですが、10小や9小、元の地域の4小学区等遠方からも頑張って通ってくる子もいて市内の子ども達の利用も広がりました。夏休みに2階の部屋を中学生向け自習室に開放したこともあり、中学生の利用も増えました」と中村さん。

一階のお部屋の近くには、小さい子が遊びやすいようなおままごとコーナーが作られている

利用者の年齢の幅が広がって思いもかけない遊び方に驚くこともあるそうです。また小学生が小さい子の面倒を見てくれるなど、異年齢の子ども達が同じ空間で交流している姿も多くなりました。そのためプレイリーダーたちも試行錯誤しながら遊び場の在り方を考えているとのことです。

「ここは、0から18才までの遊び場なので、年齢に関わらず居心地のいい場所として気軽に来てほしい。これから寒くなりますが、室内は冷暖房が完備されているので、寒くなったら中へ、お天気のいい日はひだまりで外遊びと利用してほしい。電車も横に通るので、電車好きにもおすすめですよ」と中村さん。

子ども達とプレイリーダーが相談しながら滑り台とクライミングウォール作成中(取材時)
これからも大型遊具が増えていきそうです

プレイリーダーは子育て経験者のベテランから新人まで様々ですが、お子さんと一緒に子連れスタッフとして仕事をしている人もいます。プレイリーダーのお子さんが遊ぶ様子に周りのお子さんが引き付けられて遊びが広がることもありいい刺激になったり、おんぶしながらのプレイリーダーには室内をまかせてみたりと、子育て中ならではの働き方を工夫しているとのこと。施設が広くなったためボランティアやプレイリーダーを随時募集しているそうなので興味がある方は冒険遊び場の会へ問い合わせてみてください。

左奥は土を盛った山、右奥は建築中の秘密基地
手前の作業台右横は子ども達が野菜を育てている畑

今後の展望として、「中高生向けの居場所としてカフェスペース(自習やおしゃべりのできる場所)を充実させたり、夜の時間帯に焚火をかこんで過ごしたりするイベントもできるのではと夢は広がります。また離れてしまった西元町地域でぼうけんもりの活動※を広げて、第二のプレイステーションをいつか作りたい」とのことでした。

※毎週木曜日に武蔵国分寺公園こもれび広場、西元北西口付近でプレイリーダーが遊びの出前を行っている。

私もお世話になった、自主保育グループ※の活動も再開しています。いつも同じ場所で同じメンバーで遊べるのは、安心して子育てをする支えとなりました。兄弟のいる先輩ママの幼稚園の話をきいたり、子育てのちょっとした悩みをお互いに話すのはとても参考になりました。ぜひ足を運んでのぞいてみて下さい。

※現在活動中の自主保育グループ
(2020年11月現在、コロナ禍のため活動が変更になる可能性があります)
ぐるんぱ 毎週水曜日 13時半頃から
ハンティントン 毎週木曜日10時頃から

なんと温水シャワーが!!
足を洗って、すのこの上を歩いて室内へ入れます

取材に伺った時に建物があまりに綺麗なので、これがプレステ??と思ってしまいましたが、建物の外には昔と変わらない子どもの遊びを思い起こさせる遊具や工作の跡がありました。子どもが未就学児だった頃に小学生のお兄さん達がたくましく、大胆に遊ぶ姿を息子達が憧れをもって見ていたので、いつか同じ様に遊んで欲しいと思ったことを思い出しました。異年齢が遊ぶ姿を見る機会が少なくなった現在、プレステが貴重な遊び場としてこれからも発展し、地域に根差した場所になって欲しいと思います。

 

中村さんのぶんハピ 国分寺歴  生まれも育ちも国分寺というアラ還

中村裕子さん

真姿の池・七重の塔周辺

手つかずの昔と変わらない自然の風景が好き。

七重の塔の裏道周辺にはお気に入りのおつまみを持って毎年花見に行きます。

 

取材:ぶんハピリポーター

 

施設情報

プレイステーション

住所:国分寺市東戸倉 2-28-4

TEL:042-323-8550

開場日時:火曜〜土曜  第2・4日曜

10:00〜17:00

※現在はコロナの影響で、人数制限有。

BOUKENどんどこ15人を含めプレステ全体で120人。

●チェックポイント
 おむつがえ  

*幼児用トイレ、誰でもトイレ、駐輪場あり、駐車場無し(近くにコインパーキングあり)

BOUKEN どんどこ

新しい国分寺市プレイステーションにできた
外遊びもできる親子ひろば

戸倉通りから見えるプレイステーションの建物

国分寺市プレイステーションが西元町から東戸倉に移転しました。新しいプレイステーションには、2階建ての建物が あります。この建物の2階に親子ひろばBOUKEN どんどこができました。親子ひろばとは、主に0歳~3歳の子どもと保護者が来て、遊ぶ、他の利用者とおしゃべりする、地域の情報を得る、子育ての悩みを相談する、などができるところです。

BOUKEN どんどこは、国分寺市からの委託を受けて、認定 NPO 法人冒険遊び場の会が運営しています。 「プレイステーションは外遊びを主とする場所なので、今まではお子さんが歩けるようになってから遊びに来る人がほとんどでした。新しいプレイステーションは親子ひろばが併設されたので、生後1か月から利用可能です」と、BOUKEN どんどこ責任者の塩原真有美さん。

階段上って正面が BOUKEN どんどこ

中央のシンボルツリーは、子ども達がぶつかっても大丈夫なように柱に緩衝材を巻いてスタッフが作成

スタッフ手作りの段ボール製電車

おままごと用テーブルと椅子も手作り

窓から見える西武線。子どもが手を振ると運 転手さんが手を振ってくれることも

BOUKEN どんどこは、広いスペースがあるので、およそ6か月未満のねんねの赤ちゃんが過ごせるコーナーのほかに、室内でも体をつかって遊べるすべり台、大型積み木、段ボール製電車などがあります。スタッフ手作りの物が多く、温かい雰囲気です。

また建物が 西武線の横に位置しているため、窓から電車がよく見えるので電車好きのお子さんには絶好のスポットです。一番の魅力は、お子さんが親子ひろばでエネルギーを発散しきれなかったり、室内に飽きてしまったら階段を降りてすぐ外に遊びに行くことができること。これはプレイステーションに併設された親子ひろばだからできることです。

「BOUKEN どんどこを、地域の友達づくりに利用してほしいです。BOUKEN どんどこの隣にある『ふれあい』の部屋が活用されるなど、育児サークル等の活動も広がっていくと良いなと考えています」と塩原さん。

BOUKEN どんどこのスタッフは、全員子育て経験者。利用者の方々からは、「明るい人が多い」「話しやすい人が多い」と言われているそう。スタッフにはカウンセラー、助産師、管理栄養士もいて、ママ達との何気ない 会話から悩み事の相談になったりもするそうです。同じ建物内に相談室があるので個別に相談することも可能です。

OPENして1年目なので、まだ地域のイベント等には参加していませんが、これから、地域の様々な活動に参加したいとのこと。来年度はプレステまつりも行う予定だそうです。

塩原さんより「新型コロナウイルス感染症対策のため、今は、時間制限と人数制限があり、 食事はできず、ご不便をおかけしています。どなたでも気軽に遊びに来てください。2 階のBOUKEN どんどこでも、1 階の部屋でも、外でも遊べます。動きやすい服装で来ることをお勧します」とのことです。(2020 年 10 月現在)

 

塩原さんのぶんハピ 国分寺歴40年以上

ひろば責任者の塩原真有美さん

花沢橋近くの線路沿い遊歩道

電車好きの息子とベンチに座ってお団子を食べながら、よく電車を眺めました。息子が幼かった頃の良い思い出の場所です。

 

取材:ぶんハピリポーター

 

 

 

 

子連れのぶんハピポイント

幼児用のトイレや立ったままオムツ替えができるコーナーがあります。

おむつ替えコーナー 緑扉奥は幼児トイレ

トイレ前のピンクのマットは立ったままオムツが替えられるコーナー

授乳室と保温ポットがある調乳室も

右奥が授乳室、カーテンやドアを閉めて利用できます

 

基本情報

BOUKEN どんどこ

住所:国分寺市東戸倉 2-28-4

TEL:042-323-8550

開場日時:火曜日~土曜日(月・日・祝日は休み)

10:30~12:30  14:30~16:30

※2020年10月現在、親子、スタッフあわせて18名まで入室可能(6か月未満児は人数に入れない)新型コロナウイルス感染症の状況によって変更する場合があります。ご利用前にホ ームページをご確認ください。

ホームページ:www.boukenasobibanokai.or.jp

●チェックポイント
 おむつがえ  

*幼児用トイレ、駐輪場あり、駐車場無し(近くにコインパーキングあり)

みんな寄ってけサロン 北町親子ひろば

 

誰かとおしゃべりすることがストレス解消に
地域の世代交流を視野に入れたサロン

北町地域センター入口の看板

北町地域センター2階にある和室で週2回(火、金)開いている「みんなの寄ってけサロン」。ネーミングから他の親子ひろばと少し違う雰囲気です。

ここを運営するのは、市から委託を受けた矢島助産院系列の「(有)母と子のサロン」ファミリーサロン事業部。スタッフは、矢島助産院、出産経験者が中心となっています。北町の親子ひろばには4〜5名のスタッフがシフトを組んで、常に2名のスタッフがいます。

広々とした和室で思い思いに過ごす親子

 

「ここに来てママ達が話すことでストレスを解消してもらえるように心がけています」とスタッフの松本友紀子さん。「スタッフと言うよりも、ちょっと先に子育てを経験している母親というスタンスで参加しています」とスタッフの平林宏子さん。

不定期ではありますが、男性スタッフが参加する日もあるとのこと「男性も育休がとれるようになったので、ひろばでも時々、パパの姿を見かけます。パパ達も気軽にお子さんと遊びに来てほしい」平林さん。

毎月発行される北町親子ひろば通信

※授乳する場所が気になる方は、仕切りのあるところで授乳することも出来ます。

年に1回、秋にある地域センターのお祭りに数年前から参加するようになり、地域センターの職員の方との連携や地域の方との交流も徐々に広がっているそうです。地域センターは、様々な年代の人が利用する施設、地域で子育てしていく場として今後も地域の方との交流を大事にしていきたいとのことでした。

初めてここを訪れた人が気後れしないで、ゆったりと過ごせる居心地の良さは、スタッフがママ達との適度な距離感を大切にしていることで実現しているのだと思いました。初めてのママも気軽に行ってみて下さいね。

 

 

平林さんのぶんハピ 国分寺歴20年以上

向かって左が平林宏子さん、右が松本友紀子さん

お鷹の道、野川など水のある場所

お鷹の道や野川のハケのあたりが好きです。水のあるところは心が洗われる感じがします。

松本さんのぶんハピ 国分寺歴20年

広い公園があるところ&児童館   

子どもが思いっきり遊べる広い公園(窪東公園)には子どもが小さい時によく遊びに行きました。児童館も充実しているので、親子でお世話になりました。

 

子連れのぶんハピポイント

ひろばは2階にありますがエレベーターを利用してベビーカーのまま行くことが出来ます。体重計があるので自由にお子さんの体重が計れます。

夏は1階の施設前にプールを出すので水遊びが出来ます。

毎月第3金曜「助産師のふれあいサロン」の日

日頃の心配なことを気軽に助産師さんに相談出来ると好評です。(助産師さんがいない日でも心配なことは1人で悩まず、気兼ねなくスタッフにも話して下さいねとのことでした。)

毎月第4金曜「お誕生日の会」の日

その月にお誕生日を迎えた子どもたちをみんなでお祝いします。

 

取材:CHEERS

 

施設情報

みんなの寄ってけサロン

 

TEL:042-326-2414(母と子のサロン)

住所:国分寺市北町3-2-13

北町地域センター2階(和室)

開催時間:毎週火曜・金曜 10:00〜12:00

お休み:火曜と金曜が祝日の場合と年末年始


大きな地図で見る
●チェックポイント
   *多目的トイレ有りおむつがえ