
某ゲーム機のような名前、実はこちらが元祖!
常任プレイリーダーがいる
全国でも貴重な屋外の遊び場
西元町の史跡エリアに程近い住宅地で子どもたちに親しまれている「国分寺市プレイステーション」(通称“プレステ”)。普通の公園とは全く異なる不思議な雰囲気のある遊び場です。
プレステは、1982年に設立。当初は、京都の財団法人が運営していました。1998年に経営難のため財団が撤退。翌年、プレステ存続の危機を乗り越えようと、利用者や地域の方々から成る「国分寺冒険遊び場の会」が発足し、運営を受託。2000年に同会が法人格を取得し、「NPO法人冒険遊び場の会」として、事業を受託。2006年より指定管理者として事業を受託し、運営を任されています。

入り口のウッドデッキは、プレイリーダーの力作
一般的な公園と全く異なるプレステの一番の特徴は「プレイリーダーがいること」と理事の中村祐子さん。常時2名のプレイリーダーが子どもたちに適度な距離感で付き合ってくれます。安全管理を担いつつ、一緒に遊んだり、時にはケンカになることもあるのだとか(笑)。子どもの頃は自然の中で思いっきり遊んだという常任プレイリーダーの奥冨裕司さんは、子どもたちと「同じ目線で関わる」ことを大切にしていると話してくれました。
また、ここでは火が使えることも大きな特徴です。子どもたちのリクエストに応じて火起こしから、料理、焚き火、焼き芋、釘ナイフや焼きビー玉作り等、様々な「火を使った遊び」が出来るとのことでした。

プレステ内の工作台やベンチもすべて手作り
そして、常に変化している遊び場だということ。子どもたちが穴を掘ったり、基地をつくったり、プレイリーダーがネットを張ったり、カフェをつくったりと毎日どこかが変化しています。その変化を見つけるのもここに来る楽しみのひとつといえます。子どもたちの遊びを大事にするプレステは、前日に遊んだ続きが翌日にもできる貴重な場所です。
「初めて遊びに来た子は、まずはプレイリーダーに気軽に声をかけてほしい※」と奥冨さん。※プレイリーダーの胸には呼んでもらいたい名前が書いてあります。ちなみに奥富さんは、「ユウジ」です。
子どもだけでなく大人にも遊びの「原点」を気付かせてくれる、現代ではとてもありがたい場所だと思いました。子どもが刺激を受け、やりたいことを見つけて遊べる魅力的な空間です。是非、足を運んでみてください。
![]() 子どもたちに大人気の大きなネット |
![]() 倉庫の材料や道具も子どもたちが自由に使えます |

理事の中村祐子さん
中村さんのぶんハピ 国分寺歴 約50年
七重の塔跡地
史跡エリアを散歩するのが好きです。特に桜の時期はきれいですよ。

常任プレイリーダーの奧冨祐司さん
奥冨 さんのぶんハピ 国分寺歴 2年半
実はカフェが苦手なのですが、ここは行きやすいです。
子どもも楽しめる雰囲気なのがいいですね。
おたカフェとその付近も好きです。
子連れのぶんハピポイント
・ 子ども(幼児には付き添いが必要)と保護者は誰でも無料で利用できます。主に平日の午前中は乳幼児の親子連れ、午後には幼稚園児や小学生が訪れ、週末には家族連れが多いそう。

付き添いのママたちの子育て 応援カフェがOPEN
・ ママの子育て応援カフェでは、コーヒーと紅茶が100円で飲めます。普段の子育てで相談したいことなどを話せる場にもなっています。
・「パパの日」 毎月第4日曜日
持ち寄った食材で燻製作りや野外料理、木工作などを体験できると人気です。もちろんママの参加もOK。参加費100円から500円くらい(内容によって違います)
・「プレイステーションまつり」 毎年10月頃に開催
例年約1500人が参加する一大イベント。子どもたちが企画から参加しています。
・思いきり遊ぶためには、親子共に汚れてもいい服装で行くことをおすすめします。
取材:ぶんハピリポーター
施設情報「国分寺市プレイステーション」 TEL:042-323-8550 住所:国分寺市西元町3-26-35 開場時間:火~日曜 10:00~17:00 休場日:月曜、祝日、第1・3・5日曜、 年末年始(12/28~1/4)
アクセス:JR国分寺駅 南口より 徒歩15分 JR西国分寺駅 南口より 徒歩20分 |
大きな地図で見る |
●チェックポイント![]() ![]() ![]() |