山水堂(さんすいどう)

昭和31年に創業、国分寺の魅力を
オリジナル商品で発信する文具店

 

鉛筆型の看板が目印

山水堂さんは、昭和31年、国分寺駅南口開発の際に、現在の店主小林治さんのご両親が文具店を開店。当時はお店の裏に国分寺市立第一小学校があったそうです。小学校は昭和41年に現在の東元町に移転。客層が小学生から企業に変わっていきました。現在は、1階が、主に一般文具や学用品。2階は、色画用紙や専門文具、書道関係のものを販売しています。

入口を入ってすぐの棚にある「武蔵国分寺ふるさと一筆箋」は、市のふるさと文化財課 に許可をもらって 2011年に制作したオリジナル文具です。一筆箋は、お鷹の道にある「おたカフェ」や西国分寺駅構内の「nonowa」の地元の商品紹介コーナーでも販売している人気商品です。

国分寺が宇宙開発発祥の地だったことをご存じですか?全国に「国分寺」の地名は、多数ありますが、“はやぶさ”が降りた小惑星「イトカワ」の一部分にも国分寺の名がつけられています。山水堂さんの最初のオリジナル文具は、「国分寺が宇宙開発発祥の地であることをアピールしたい」と、小林さんが実際にJAXA(宇宙航空研究開発機構)に掛け合って作ったペンシルロケット(※1)のしおりでした。市内で金型を作ってくれる工場を探し、とことん国分寺産にこだわったそうです。これらのオリジナル文具には、「国分寺の宝」を生かして、国分寺市をPRしていきたいという小林さんの思いが込められています。

「国分寺の魅力を多くの人に発信していくことが、地元商店のつとめだと思っています。 是非若い人たちも一緒に、 盛り上げてほしい」と熱い思いを語る小林さん。今回の取材を通じ、同じ国分寺市民として、国分寺の未来に向けて、私も少しでも何かお手伝いしていければ思いました。

※1 ペンシルロケットとは、糸川英夫博士が開発した全長23㎝・重さ200gの小さなペンシル型のロケットで、1955年、水平飛行による日本で初めてのロケット発射実験が国分寺市で行われました。

 

 国分寺ゆかりの絵が入った一筆箋(300円)と封筒(150円) ※ともに税込み

今日の宇宙開発に大きく貢献した ペンシルロケットのしおり(税込み400円)

 

小林 さんのぶんハピ  国分寺歴 約56年

店主 小林治さん

武蔵国分寺公園への散歩&「デイリーズカフェ」

武蔵国分寺公園まで、散歩をするのが好きです。散歩の途中で、ちょっと一息つきたいときに、西国分寺の「デイリーズカフェ」によく立ち寄ります。

おたカフェ周辺もいいですね。

 

 

子連れのぶんハピポイント

実物大のペンシルロケットの模型が展示されています

2011年から第7小学校の3年生のお店体験に協力されています。

店内には、体験学習に来た小学生の描いたお店紹介のかわいい絵が飾られていました。

山水堂さんの2階には、ペンシルロケット関連のものを展示したコーナーがあります。是非、2階の展示コーナーものぞいてみてください。

小林さんも奥さまもとても気さくで暖かい方です。地域のことを色々とご存じなので、

立ち寄った際は、気軽に国分寺の魅力など聞いてみて下さい。

 

 

取材:ぶんハピリポーター

 

お店情報

山水堂(さんすいどう)

TEL:042-324-1221

住所:国分寺市南町3-23-3

営業時間:9:30~19:00

定休日:日曜、祝日

アクセス:JR国分寺駅南口より徒歩3分



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