子連れでも大人の時間を過ごせる
野菜中心メニューが魅力のお家カフェ
西国分寺駅の南口、泉町多喜窪公園近くの静かな住宅街にある、まめカフェ。控えめに置かれた看板が、かえって目を引きます。
まめカフェの前身は、2004年に国立で始めたフェアトレードの雑貨屋だそう。オーナーの中村裕子さんは、第一子出産後、自分が出来ることで何か社会の役に立ちたいと会社員生活に終止符を打ち、お子さんがまだ2歳だったときにお店をスタート。その後、カフェも併設するように。7年前に現在の場所に住居兼店舗を構えました。
子どもが小さいと、ママ達が行ける場所や、やれることは限られてしまいがちです。「ママ達にはここでゆっくり過ごして、少しでも発散してもらえたら」と、オーナーの中村さん。ご主人の転勤で一時期滞在したフランスでは、シッターさんに子どもを預けて出かけるのは当たり前のことだったそうです。ご自身が「母親も自分の時間を持つことが大事」と実感されたことが、現在のお店づくりに活きています。帰国後、まめまめ託児室をはじめられたのも母親の時間を大事にしてもらいたいとの願いからだそうです。
カフェは、大きな丸テーブルに4席、小上がりになった和室にも大きな円卓があり大人6人くらいまで座れます。子連れのママのために絵本や木のおもちゃなども置かれていますが、店内は、全体的にシックで落ち着いたインテリアでまとめられ、大人がゆっくり出来る空間になっています。
カフェのランチは、「材料には生活クラブなどの出来るだけ安心で安全な物を使った、野菜中心の日替わりメニューです。最近では砕いたお米を使った(米粉ではない)「ごパン」が人気です」とのこと。取材に同行した娘は、ご飯の香りがするふわふわもちもちのごパンが美味しくて、あっという間に食べてしまいました。この春からは市民農園で畑を借りて、野菜づくりにもチャレンジするそう。取れたて野菜を使ったメニューがカフェに登場する日が楽しみです。
わらべうたやヨガなど、定期的に開催されるイベント(開催日や詳細は下記HPでご確認ください)の他に、不定期でベビーマッサージや自分の縫いたい物や編みたい物を持ってくる手芸の会「チクチク」、年に3回開催の「手づくりマルシェ」もあるそうです。子連れでちょくちょく足を運びたい内容です。
中村さんは、柔らかさと芯の強さを併せ持つ、笑顔の素敵な女性でした。店内は、本当に居心地がよいです。「要予約で一日8組限定。特にキッズメニューなども用意していませんが、こういうやり方でも、来ていただけるのがありがたい」と、あくまで謙虚な中村さんです。でも「この店だからこそ来たかった」というママも多いのではないでしょうか。子連れで来るのもお勧めですが、子どもが幼稚園児の私は「大人だけでゆっくりしに来るのもいいなあ」と思っています。
中村さんのぶんハピ 国分寺歴 約15年
昔から変わらない昭和の風景が残る西国分寺駅周辺
やっぱり西国分寺駅周辺かな。国分寺に住んで15年になりますが、駅周辺の住宅街などは15年前とほとんど変わっていません。これからも変わらないでほしいですね。
子連れのぶんハピポイント
(金曜日は「まめまめ託児室」としてオープン)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~sugarhouse/mamemame-home.html
キッズメニューはありませんがお子さんの食べ物の持ち込みOK。
取材:ぶんハピリポーター
お店情報まめカフェ TEL:042-315-8025 住所:国分寺市泉町3−9−7 営業時間:火水木(祝日を除く)12:00~15:00 http://mamekafe.exblog.jp アクセス:JR西国分寺駅より徒歩7分
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