マクロビオティックなライフスタイルを
おおらかに発信する料理教室
国分寺東元町にある「あふりかん・ままの台所」は、お鷹の道の程近く、たせえみこさんがご自宅で開いているマクロビオティック料理教室です。
まずは、たせさんとマクロビオティックとの出会いを伺いました。
たせさんには、高校生から小学生まで4人のお子さんがいます。4人ともアレルギーを持ち、次男のアレルギーが特に重かったそうです。
次男のHさんがまだ小さかった頃、自宅近所にある自然治癒を推奨する病院で「玄米クリームを食べさせるといいよ」と医者に言われたことがマクロビオティックとの出会いだったそうです。
その頃は玄米食についても知らなかったたせさん。でも、母は動きます。自然食品店で玄米や土つきの野菜を購入したり、マクロビ関連の本を読み。独学で得た知識で食事に気を配り子どもたちの症状も少しずつ改善していったそうです。
一番下のお子さんが幼稚園に入園したのを機にマクロビオティックの講座を受けクシマクロビオティックアドバイザー、KIIXクッキングインストラクター、KMCC認定講師、などの資格を次々に取得。3年前からは、家庭内だけでなく外へも発信していこうとマクロビオティックを紹介する料理教室やKMCC認定講師として自宅で本格的な講座※も始めました。
今回お邪魔したのは「冬の会」。マクロビオティックは自然との調和を大切にしているので、まずは四季のリズムに合わせた冬の過ごし方を教えて頂きました。そのお話しをもとに調理実習を始めます。
今回の調理実習メニューは
◯ひじきと切り干し大根の玄米ご飯
◯ひよこ豆とキャベツのシチュー
◯蓮根のハンバーグ
◯焼き玄米餅りんごとブルーベリーコンポートソース添え
マクロビオティックには「身土不二」という土地の旬のものを頂くことと「一物全体」という丸ごと食べるという考えがあります。
普段は捨ててしまう皮や葉も丸ごと使い、旬の野菜がたっぷりのメニュー。マクロビオティックではすべてのものに陰陽があり、陰と陽のバランスを大切にしています。野菜の陰と陽のバランスのために切り方にも気を配ります。
たせさんの話を聞きながら調理をすすめているとあっという間に料理が出来上がります。そして皆でテーブルを囲みます。自然素材で建てられたたせさんのご自宅のリビングで頂くランチは、食べるとほっとし、身体が元気になる美味しいお料理でした。マクロビオティックは、日本人が自然と共に生きていた一昔前の食事や生き方のように感じました。
「食べ物に感謝する」「30回以上噛む」「質の良い調味料を使う」「旬の野菜を食べる」など何でも良いので、難しく考えず自分が出来ることから取り入れてほしいとたせさん。
たせさんの料理教室の魅力は「あふりかん・ままの台所」と言うユニークな名前の由来にもつながります。8年ほど前に近所のお店でたせさん手作りのお財布やポーチを置いてもらう際、制作者の名前が必要になり、そのお店の人が「たせさんは、アフリカの小物が好きで、大らかに子育てしているのがアフリカのビックママみたい!」という言葉から「あふりかん・まま」というネーミングが誕生。現在の教室を始める際、そこに「台所」がつきました。
マクロビオティックというと玄米菜食でストイックというのが私の今までのイメージでしたが、たせさんのお話しを聞いて実際に美味しいランチを頂いたことでマクロビオティックへの敷居が低くなり、自分でも出来ることから始めてみたくなりました。
最後にたせさんから初心者向けのマクロビオティックおすすめ本として『10代からのマクロビオティックス』を紹介してもらいました。「10代向けではあるけれど、一般の大人の方にも読みやすくできているので、お勧めですよ」との事です。
たせさんのぶんハピ 国分寺歴約13年
お鷹の道沿いの竹林を見上げた時の空
「お鷹の道沿いにある竹林を見上げた時の空が好き。何かある時にヒントがもらえそうな気がする、気がするだけですよ。でもハッピーになります」
あふりかん・ままの台所で開催の講座
初心者向けに季節に応じた料理と暮らし方を紹介する「季節の会」、2回に分けて優しく学べる「Simpleにマクロビオティックを学ぶステップⅠ・Ⅱ」、座学中心の理論編(KMCC)など何種類かのマクロビオティック講座があります。
その他、外部の講師を招いたヨガ、お灸、フラワーエッセンスの会(マクロビオティックランチ付き)があります。単発の教室が多く通いやすいですね。
毎月のスケジュール、お申込み、ご質問等は、メールや電話にていつでも受付ているとのことお気軽にお問い合せください。
※KMCC(Kushi MacrobioticCooking Culture)の講座は、初級から上級まであり、クシマクロビオティックを一から学べるコースで最終的にはクッキングインストラクターの資格が取得出来ます。
取材:ぶんハピリポーター
施設情報あふりかん・ままの台所 住所:国分寺市東元町 時間:基本平日の10時から13時頃まで (週末・祝日・学校の春・夏・冬休み期間中はお休み) |