気軽に利用したい“地域の本棚”
語りグループのおはなし会が魅力
もとまち図書館が開館したのは1978年。国分寺市内で4番目にできた図書館です。国分寺駅南口から徒歩15分ほどの静かな住宅地の中にあります。もとまち図書館の周辺は、家庭文庫や語りの活動が活発な地域ということもあり、図書館では、そうした市民グループとのイベント共催や、絵本作家を招いた講演会などを独自に企画するなど、年間を通してイベント数が多いのが特徴です。
入ってすぐ目に飛び込んでくるのは、季節のテーマに沿ったおすすめの本の展示です。「入口の正面に児童書が並んでいるため、子どものための図書館と間違われることも」と、児童書担当の前田さん。もちろん、大人向けの本棚は右奥にあります。
館内には職員の方が旬の話題を取り入れた本の紹介コーナーがいくつかあり、普段は目にしない本を読むよいきっかけになるので、私もよく利用しています。絵本のコーナーの中央には小さいお子さん向けのラグスペースがあります。時には、同じ歳頃のお子さんを持つ親同士が話をするきっかけになるちょっとした社交の場です。
小学校が目と鼻の先にあるので「もっとたくさんの子どもたちに来てほしい」というのが課題のひとつ。
「パソコンでの本の検索方法を教えたり、読みたい本を一緒に探すなど、小学生が気軽に利用できるように心がけています」。とのこと。実際、小学生の息子が借りたい本の題名を思い出せず、職員さんに助けを求めたところ、丁寧に話を聞いてくださり目当ての本を見つけられたという経験がありました。
「時々、忙しそうにしているからと声を掛けずに帰ってしまう方がいらっしゃる様なのですが、職員には遠慮なく声を掛けてほしい」と利用者として嬉しいお言葉。「今後は近隣の市とも連携し、もっと地域に根ざした図書館を目指したい」と前田さん。
親切な職員の方々がいらっしゃって、おはなし会が充実しているもとまち図書館は、利用すればするほど、利用価値が上がっていく場所だと思いました。もとまち図書館の近隣の方は是非、その魅力を実感しに足を運んでみてほしいです。
前田 さんのぶんハピ 国分寺歴30年
図書館のカウンターにいる時
&市役所近くのお店で売っているたい焼き
カウンターにいると、色々な人との出会いがあります。利用者とのあうんの呼吸やちょっとした
気配りの大切さを学んだり、自分が成長するための場所です。
おすすめのたい焼きは、市役所近くのお店で売っています。少し小ぶりですが、中身のあんの種類が多く、皮がもちっとしておいしくて、食べると、とても幸せな気分になります。
子連れのぶんハピポイント
・トイレは、最近リフォームされ、とてもきれいです。おむつ替えに便利な多目的トイレもあり、ベビーカーのまま入ることができます。
・子どものためのおはなし会は、公民館の1階ロビーで開催されます。床にマットを敷くのでくつろいで聞けます。小学生向けの「おはなしの部屋」は、週によって話し手さんが異なり、それぞれに違った味わいがあるのも魅力です。語りも聞ける貴重なおはなし会です。親子で、ぜひ足をお運びください。
☆おはなし会☆
・「小さい子のためのおはなし会」 毎月第3水曜 11:00~11:30
・「おはなしの部屋」 毎週水曜 15:30~16:00
担当 第1・4・5週 もとまち図書館職員
第2週 東京学芸大学の学生さん
第3週 おはなしグループ「でんでんだいこ」
取材:ぶんハピリポーター
施設情報もとまち図書館 TEL:042-325-4222 住所:東元町2-3-13 開館時間:9:30~17:00 休館:月曜・年末年始・特別整理日 、月曜と重なる祝日 アクセス:*JR・西武鉄道国分寺駅南口から徒歩15分。 |
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●チェックポイント * 駐車場は5台、もとまち公民館と共用 |