子どもの頃、新聞紙を丸めて「チャンバラごっこ」で遊んだ経験がある人もいるのではないでしょうか?スポーツチャンバラ(略してスポチャン)は、名前の通り、この「チャンバラごっこ」を誰でも楽しめる様に考えられた武道スポーツです。
スポチャンでは、軽いお面と空気が入ったエアソフト剣を使います。剣は軽くて柔らかく扱いやすいので、小さいお子さんから大人まで一緒に戦うことが出来ます※。1対1の「対戦」の他に1対3の「乱戦」、30対30や50対50の集団で行う「合戦」など色々な戦い方があり、相手の体のどこかに打ち込んだ方が勝ちになります。
※力や体の差のある場合(子ども対大人など)は得物(武器を得物という)の長さを変えて対戦します。例えば、小太刀(60cm)対長剣(100cm)などとハンディをつけて戦うことが出来ます。年に2回、小太刀、長剣、基本動作などの種目別に段級審査の試験があります。
2013年の東京国体では、スポーツチャンバラがデモンストレーション競技として参加するこが決定しています。
http://www.sports-sai-tokyo2013.jp/kyogi/kokutai/sports-chanbara.html
国分寺では、東大和にあるスポチャンクラブ拓心館白井道場から中林未孔先生を迎え、国分寺道場(並木公民館)の根岸まり子先生と、お二人の指導のもと毎週火曜の夕方にスポーツチャンバラの稽古があります。
幼稚園のときからスポーツチャンバラを続けているお子さんや、中学から始めたお子さんもいます。現在は、小学2年生から高校1年生までのお子さんが男女の区別なく一緒に練習に励んでいます。「スポーツチャンバラは、剣道を親しみやすくした遊び感覚のスポーツのようにみえますが、武道としての『礼』をとても大事にしています。」と中林先生。
稽古は、正座をして「先生に礼!」「お互いに礼!」の挨拶から始まり、木刀を使って基本動作の練習。(面胴、小手、足を順に打ち込む動作)
その後は、エアソフト剣と面をつけての周り稽古。1対1の試合形式での勝負や、全員参加の合戦などもあります。そして最後にもきちんと『礼』をして稽古が終わります。子どもたち同士でも挨拶を掛け合い、『礼』に始まり『礼』に終わることがしっかり身についていました。
中林先生は、優しく丁寧に、時に厳しく、指導してくれます。根岸先生の張りのある声に、子どもたちは、気合いが入り、とても気持ちが引き締まるとのこと。お二人の先生は、子ども達からとても信頼され、慕われていました。
小学5、6年生あたりから、どんどん上達してくるお子さんが多いのですが、中学生になると学校の部活動の時間と重なるため、稽古を続けるのが難しいのが、残念な点とのこと。 先生が、「いつでもお稽古にいらっしゃい」と声をかけて下さるので、中学生も時々、稽古に参加することもあるようです。
「見学、体験はいつでも歓迎します」とのことなので、興味のある方は気軽に行ってみて下さい。
子連れのぶんハピポイント
子ども達の練習風景をみたい保護者の方は、ずっと練習を見学することができます。小さなお子さんを連れたお母さんも稽古に参加されています。お母さんが稽古をしている間は、他のお母さんがそのお子さんの面倒をみてくれたりします。
取材:ぶんハピリポーター
施設情報拓心館 国分寺道場(並木公民館 大会議室にて) 住所:国分寺市並木町2-12-3 開催日時:毎週火曜 18:00~19:30 (祝祭日に重なるときはお休み) 月謝:2500円 拓心館(http://takushinkan.web.fc2.com/) 連絡先 |
大きな地図で見る |
●チェックポイント |