市内にある自主保育グループの紹介

 

自主保育グループとは

ぐるんぱ

子育てサークルぐるんぱ 子どもを遊ばせながら昼食の準備するママ達

 

未就園児を持つ親が親子で週に数回集まり、一緒に遊んだりおしゃべりするグループ活動。遊ぶといっても内容はグループやその日の参加メンバーによっても様々です。おもに公園や国分寺市プレイステーションなどで遊んでいる屋外グループと児童館などで遊ぶ屋内グループ、屋外も屋内もという混合型もあります。グループのメンバーはみんな同じ子育て中の親たちです。公園に親子だけで行くよりもいつものメンバーと一緒に遊ぶことで親も子どもものびのび楽しい時間が過ごせます。

国分寺市内には十年以上活動を続けている4つの自主保育グループがあります。

市内にある自主保育グループの様子を、順に紹介します。どのグループもメンバー募集中です。興味のある方は是非、下記の活動日に遊びに行ってみてください。

※グループ名をクリックすると詳しい取材記事が読めます。

 

活動情報

 

自主保育グループ ぐるんぱ

主な活動場所:国分寺市プレイステーションなど

活動日:毎週火・金曜日 10:30〜自由解散(14:00頃まで)

会費:300円/月

自主保育グループ ハンティントン

主な活動場所:国分寺市プレイステーションなど

活動日:木曜10:30〜14:00

会費:300円/月

子育てサークル バンビーニ

活動場所:都民ハイム国分寺集会所、公団集会所など

活動日:毎月第3月曜10:00〜12:00
イベント時は月2回

会費:100円/1回

はとぽっぽ

活動場所:しんまち児童館など

活動日:毎週火曜・木曜水曜10:30〜14:00

会費:300円/月

 

 


東元町文庫

本に親しみながら 地域で季節の行事を楽しむ場 

鳥居をくぐって右奥が東元町一丁目自治会公会堂

東元町文庫は、平安神社の境内にある東元町一丁目自治会公会堂で活動しています。入口正面の洋室に絵本を中心とした子どもの本があり、本の貸し出し、返却を行っています。隣にある16畳の和室では、読み聞かせや工作を行います。

東元町文庫は、松田節子さん※が、PTAの読書活動のメンバーと一緒に1973年に始めた活動です。
「活動の目的は、本に親しむこと。毎回、本の読み聞かせをしています。読み聞かせの後は、工作をします。毎月、「ひがしもとまちぶんこ」というおたよりを発行しています。そして、東元町文庫の特徴的な活動は季節の行事です」と代表の高島恵美さん。
毎年行っている季節の行事を教えていただきました。

※松田さんは、ぶんハピねっと「ひと」のページ、第2回でインタビューしています。活動開始までの詳細はインタビュー記事を参照して下さい。

代表の高島恵美さん

 

東元町文庫の季節の行事

4月 よもぎ団子づくり
(入園・入学・進級のお祝い)春休み中に、子どもたちと一緒に摘んだ「よもぎ」を使って。

5月 こいくぐり
(こいのぼりの鯉の中をくぐって遊ぶ)

7月 たなばた会
(ステージを使って劇などを上演する)

8月 夕涼みぶんこ
(8月最終水曜日に、みんなでカレーを作って、スタッフ手作りのお化け屋敷を楽しむ)

10月 ハロウィン
(子どもたちのファッションショーとパーティー)

11月 焼きいも
(20年くらい前まではさつまいもの栽培からおこなっていた)

12月 クリスマス会(ステージを使って劇などを上演する)

1月 干支折り紙とお正月遊び

2月 文庫こどもまつり
(子供たちが手作りのお店を出し、文庫通貨を使って売り買いして遊ぶ)

3月 春のお茶会(お茶の作法を学び、高学年の子がお抹茶をたてる)

 

地域に根ざした活動としては、国分寺市の『放課後こどもプラン』で国分寺市立第一小学校の放課後、学期に2回(年6回)語り、本の読み聞かせと工作を行ったり、もとまち図書館と一緒に、国分寺市立第一小学校へ読み聞かせの出前授業も行っているそうです。

現在、8名のスタッフで運営。スタッフは、子どもと一緒に文庫に来ていたお母さんたちがほとんどです。 文庫活動をずっと長く継続することがスタッフの皆さんの目標。

「工作や季節行事を毎年繰り返し行っていくと、子どもたちは自分でどんどん工夫するようになります。子どもの自由な発想で、行事を作り上げていく様子も見られます。結果として創造力や自主性も身に付き、子どもたちが劇などを上演したり、発表するチャンスがあり自信をつけていける場、成長して行ける場にもなっています。」とスタッフの皆さん。

文庫の魅力は、「気軽に来られて、子どもたちが年齢に関係なく関われるところ。思わぬ才能を発揮できるところ。点数をつけられることのない世界。友達ができるし、親でも先生でもない話のできるおばちゃん(スタッフ)がたくさんいるところ。お母さんたちのつながりもできるところ。」とスタッフの皆さんが話してくださいました。

 

読み聞かせが始まると静かに聞き入るこどもたち

読み聞かせが始まるまで、子どもたちは部屋の中を楽しそうに走り回っていました。

子どもたちが走りまわって、エネルギーを発散したころを見計い「読み聞かせを始めます」とスタッフが声をかけると、子どもたちは本を読むスタッフのそばに集まり、おとなしく座って絵本の世界に入り込んでいました。

 

折り紙で作ったかえる

取材した日は、絵本を2冊読んだ後に、折り紙のかえるを作り、作ったかえるを使って ジャンプ競争をして楽しみました。
優勝者にはスタッフ手作りのメダルが授与されました。

ちょうど学校帰りに文庫に来た中学生がいたので、話を聞いてみました。「部活の無い時に時々、おばちゃんたちに会いに立ち寄ります。将来保育士になりたいので、小さい子に会うのも楽しい。」とのこと。小学校4年生から6年生までよく文庫に来ていたそうです。

スタッフが子どもたちに丁寧に折り方を教えていました

文庫の活動では、お茶会でお抹茶をたてたことがうれしかったと話してくれました。

東元町文庫の活動は、読み聞かせまでの自由に走り回る「動」の時間、絵本に集中する「静」の時間、工作をして作品で遊ぶ「動」の時間で組み立てられています。色々な面で子どもたちが飽きないように工夫され、毎回、スタッフの方が入念に準備されていてました。

中学生の話からも、子どもたちにとって親や先生以外の大人に出会える貴重な場所だと思いました。

 

左から松田節子さん、神田佐和子さん、代表の高島恵美さん、青木万里さん

髙島さんのぶんハピ 国分寺歴 35年

自然が身近に感じられること

野川。鴨、鯉、カメなどがいて、自然を身近に感じられます。

青木さんのぶんハピ 国分寺歴 8年

自然が多く利便性もあること

自然が多いこと。その一方で駅付近にはお店が多く便利なところ。

神田さんのぶんハピ 国分寺歴 37年

昔と変わらない場所が残っているところ

近所で何年も前から変わらずにあるところ。生まれも育ちも国分寺なので、子どものころから変わらずにあるところを見つけると、国分寺の良さを思い出します。

 

子連れのぶんハピポイント

・親子で読み聞かせや季節の行事を楽しむことができます。

・親子で楽しめる簡単な工作を覚えることができます。

・年齢の違う子どもたちとの交流ができます。

 

取材:ぶんハピリポーター

 

 

施設情報

東元町文庫

電話番号:042-324-9811

住所:国分寺市東元町1-29-20

      東元町一丁目自治会公会堂(平安神社内)

活動時間:水曜  14:30~16:00(読み聞かせは15:00~)

 *休日と重なったらお休み。

 *学校がお休みの期間(夏休み等)は原則お休み。特例あり。


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●チェックポイント
おむつがえ* 玄関に数段、段差有


 


公立保育園の地域交流事業の紹介

「きて・みて・あそぼ!」と 「ミニ講座・保育園であそぼ!」 

市内の公立保育園では、地域の方に保育園をよく知ってもらうために
市内在住の、保育園に在園していない乳幼児(保護者同伴)を対象に
園庭開放やプール開放などの地域交流事業を行っています。
是非参加してみてください。

 「きて・みて・あそぼ!」

参加人数:事前申し込みが必要。各回先着7組まで
申込み方法:参加希望日の2週間前から前日までに
希望の保育園へ電話または直接実施保育園へ
受付時間:平日午前10時~午後4時

 

「ミニ講座・保育園であそぼ!」

当日、直接希望の保育園へ
園庭開放は実施期間内の月~金曜日(祝日を除く)

※ 地域交流事業については、市報・国分寺市のホームページで、

保育園ごとに実施日をお知らせします。

もちろん、ぶんハピねっとのブログでもお知らせしていきますので
市内在住の小さいお子さんのいるご家庭の方は参加してみて下さいね。


みんな寄ってけサロン 北町親子ひろば

 

誰かとおしゃべりすることがストレス解消に
地域の世代交流を視野に入れたサロン

北町地域センター入口の看板

北町地域センター2階にある和室で週2回(火、金)開いている「みんなの寄ってけサロン」。ネーミングから他の親子ひろばと少し違う雰囲気です。

ここを運営するのは、市から委託を受けた矢島助産院系列の「(有)母と子のサロン」ファミリーサロン事業部。スタッフは、矢島助産院、出産経験者が中心となっています。北町の親子ひろばには4〜5名のスタッフがシフトを組んで、常に2名のスタッフがいます。

広々とした和室で思い思いに過ごす親子

 

「ここに来てママ達が話すことでストレスを解消してもらえるように心がけています」とスタッフの松本友紀子さん。「スタッフと言うよりも、ちょっと先に子育てを経験している母親というスタンスで参加しています」とスタッフの平林宏子さん。

不定期ではありますが、男性スタッフが参加する日もあるとのこと「男性も育休がとれるようになったので、ひろばでも時々、パパの姿を見かけます。パパ達も気軽にお子さんと遊びに来てほしい」平林さん。

毎月発行される北町親子ひろば通信

※授乳する場所が気になる方は、仕切りのあるところで授乳することも出来ます。

年に1回、秋にある地域センターのお祭りに数年前から参加するようになり、地域センターの職員の方との連携や地域の方との交流も徐々に広がっているそうです。地域センターは、様々な年代の人が利用する施設、地域で子育てしていく場として今後も地域の方との交流を大事にしていきたいとのことでした。

初めてここを訪れた人が気後れしないで、ゆったりと過ごせる居心地の良さは、スタッフがママ達との適度な距離感を大切にしていることで実現しているのだと思いました。初めてのママも気軽に行ってみて下さいね。

 

 

平林さんのぶんハピ 国分寺歴20年以上

向かって左が平林宏子さん、右が松本友紀子さん

お鷹の道、野川など水のある場所

お鷹の道や野川のハケのあたりが好きです。水のあるところは心が洗われる感じがします。

松本さんのぶんハピ 国分寺歴20年

広い公園があるところ&児童館   

子どもが思いっきり遊べる広い公園(窪東公園)には子どもが小さい時によく遊びに行きました。児童館も充実しているので、親子でお世話になりました。

 

子連れのぶんハピポイント

ひろばは2階にありますがエレベーターを利用してベビーカーのまま行くことが出来ます。体重計があるので自由にお子さんの体重が計れます。

夏は1階の施設前にプールを出すので水遊びが出来ます。

毎月第3金曜「助産師のふれあいサロン」の日

日頃の心配なことを気軽に助産師さんに相談出来ると好評です。(助産師さんがいない日でも心配なことは1人で悩まず、気兼ねなくスタッフにも話して下さいねとのことでした。)

毎月第4金曜「お誕生日の会」の日

その月にお誕生日を迎えた子どもたちをみんなでお祝いします。

 

取材:CHEERS

 

施設情報

みんなの寄ってけサロン

 

TEL:042-326-2414(母と子のサロン)

住所:国分寺市北町3-2-13

北町地域センター2階(和室)

開催時間:毎週火曜・金曜 10:00〜12:00

お休み:火曜と金曜が祝日の場合と年末年始


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●チェックポイント
   *多目的トイレ有りおむつがえ


 


絵本の読み語りの大切さを伝える「なかよし文庫」    *文庫活動は終了となりました。

 

お庭の花が美しい「なかよし文庫」の入口

お庭の花を眺めながら文庫の入口の引き戸を開けると、吹き抜けの広いお部屋に絵本がいっぱい並んだ本棚が目に入ってきます。お部屋の上部には、大きな木の下で絵本の読み聞かせをする子どもと、それを楽しんでいる動物たちの絵が飾られ、その絵が「なかよし文庫」の雰囲気を伝えてくれています。

「なかよし文庫」を主宰している山崎翠(やまざき みどり)さんは、長年、国内の色々な講演会や著書で、子育てに絵本が大切であることを伝えていらっしゃる方です。

「文庫をはじめた当初は、地域に異年齢の子ども達が一緒に遊べる場所が必要で、そこに本があると良いと思っていました。今では、すべての子どもが“生きていることはすばらしい”と感じられる社会、人々が“喜びを持って生きている”社会にしたいと、“いのち・平和”にこだわって文庫を続けています。」とおっしゃる主宰の山崎さん。

文庫内に飾られた、子どもと一緒にお話を楽しむ動物たちの絵

文庫活動の3本柱は、

①子どもたちに良質な本の貸出

②絵本の読み語り

本の文字を読んで聞かせるだけでなく、読み手の思いを語りかけるという点で、『聞かせ』ではなく『語り』にこだわっています。

③お母さんたちの交流と、異年齢の子どもたちの交流、だそうです。

 

「乳幼児期に、親や家族が『あなたが生まれてきてくれて嬉しい』という気持ちをしっかり伝えることが大切です。絵本を読むことで、気持ちを伝えることができます。絵本を読む時は言葉が優しくなり、それが子どもには心地良いのです。」とのこと。

また、日本中のお母さんに「言葉を大切にする家庭は、人を大切にしていること。」を知ってほしいともおっしゃっていました。

育てに絵本の大切さを伝える山崎さんの著書

午後2時、赤ちゃんをだっこしたお母さんが次々に文庫を訪れ、赤ちゃん達はカーペットの上でゴロンとなり、お母さんたちの会話がはじまります。山崎さんに赤ちゃんの月齢にあった本の選び方、読み方を教えてもらっている方もいました。

2時30分、小学生が学校から直接来ます。3時まで2階の部屋で宿題をするそうです。

3時に読み語りが始まりました。取材した日の最後には、小学生がみんなの前で新聞の4コマ漫画を声色たっぷりに楽しく読んでくれました。聴いている子どもたちは、それぞれの心地よい体勢で座り、お話に引き込まれていました。

読み語り終了後に、幼稚園児や小学生が前に借りた本を返し、別の本を借りて行きました。

山崎さんが読む本に興味津々の赤ちゃん

読み語りに参加させていただいて、童心に帰って絵本の世界を楽しむことができました。また、優しい語りかけで、心の中が温かいもので満たされました。言葉の持つ力を知ったので、これからは、誰に対してもきちんとした綺麗な日本語を使うようにしたいと思いました。

 

 

取材:ぶんハピリポーター

 

 

 

 

山崎さんのぶんハピ 国分寺歴30年以上

山崎翠さん

豊かな自然環境と社会教育が充実していること

国分寺は農業のある都市です。雑木林や野川がある自然環境に魅せられて、約50年前に今の「なかよし文庫」のある土地を購入しました。また、国分寺は公民館活動があり、社会教育が盛んに行われているのが良いですね。現在の学校教育は「覚えること」が多いので、社会に出てから仲間と共に「考えること」を学ぶ場として、公民館活動が大切だと思います。

 

 

子連れのぶんハピポイント

子どもの月齢や年齢にあった本の選び方、読み方を教えてもらえます。

子育ての情報交換、先輩ママのアドバイスも得られます。

 

*文庫を利用する方へ*

お世話係の大人が交代でけがの無いように見守っていますが、「なかよし文庫」として保険には入っていません。今までに大きな事故は無いそうですが、「なかよし文庫」内でのケガも家との往復のケガも保護者の責任となります。
お子さんに、十分な注意喚起をお願いします。

 

施設情報

なかよし文庫

TEL:042-322-1961

住所:西元町2−15−5

国分寺市立第四小学校や白鳥幼稚園の近く

開催日時:2012年10月までは毎週水曜14:00〜15:00(0歳〜2歳)
15:00~16:30(夏は17:00まで、3歳以上)
※2012年11月より第1・第3水曜のみに変更

*夏休み・冬休み・春休み期間はお休み

 

利用方法:入会申込書に住所・氏名等の必要事項を記入し「なかよしカード」

(借りた本を記入するカード)を発行してもらえば、誰でも無料で利用できます。

1回に2冊借りられます。次回「なかよし文庫」に来た時に返却。


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●チェックポイント
おむつがえ駐車場有*ベビーカーは建物の外に置く