BOUKENたまご あずこっこクラブ

ママ同士で子どもを預け合う取り組み
親子ひろばスタッフがサポート

 

預け合い実施中の看板と預かっている子どもがつけるゼッケン(マスクを利用)は、スタッフの手作り

国分寺駅南口にある親子ひろば、BOUKENたまご

の施設内で少しの間、子どもを他のお母さんに預けて、自分の時間を作れるという取り組みが「あずこっこクラブ」。

今回はあずこっこクラブについて、担当スタッフの長谷川真寿美さんにお話を伺いました。

あずこっこクラブとは、クラブに入会した仲間同士で、子どもをBOUKENたまごの中で預け合いができるというシステム。預け合い中はひろばのスタッフが1人ついてサポートしてくれます。

あずこっこクラブがスタートしたのは平成28年6月。きっかけは、BOUKENたまごを運営する認定NPO法人冒険遊び場の会の代表やスタッフたちが、自分たちの子育て時代にお母さん同士で子どもを預け合うのがごく自然に行われていたという経験からとのこと。「実家も遠く、子どもを預け合うことを躊躇している現代のお母さん達に、気軽に預け合える仲間を作って欲しいという願いからこの取り組みをはじめました」と長谷川さん。

預け合うお友達がいないママ向けの※入門講座をもうけたが、あずこっこクラブの初年度の登録は9組の親子。当初は、利用回数が少なかったこともあり、クラブメンバーの意見を聞く機会を設け、メンバーだけでBOUKENたまごを利用して交流ができる※あずこっこクラブデイなどを開催。現在の登録は、25組に増え、多いときでは1週間に1回は預け合いが行われているそうです。

※あずこっこ入門講座…あずこっこに興味はあるけれど、実際に友達の子を預かれるか不安な方や、引っ越してきたばかりで周りに友達がまだいない方が実際にあずこっこを体験できる講座。

※あずこっこクラブデイ…あずこっこメンバー限定の、BOUKENたまご貸し切りの日です。毎月第3土曜の10時~15時開催ですが、開催日は、BOUKENたまごの予定表やホームページでご確認ください。(希望者は、あずこっこクラブデイ開催日に登録し、参加が可能)

 

◇あずこっこクラブに登録するには?

①手続き:あずこっこクラブの登録は、BOUKENたまごの利用時にスタッフへ登録したい旨を伝えて、登録シートに必要事項を記入します。登録してあずこっこクラブカードを受け取ります。(あずこっこクラブデイでも登録して、参加が可能)

*登録料(年間の保険料を含む):1000円(4月から6月までに登録した場合。7月以降の登録は段階的に安くなります)

*預ける時間:原則2時間まで (同じ時間帯での利用は、1組に限定)

*謝礼金:子ども1人につき、1時間までが200円。2時間までが400円。

 

◇あずこっこの利用手順

1.あずこっこクラブメンバーのLINEグループに参加:ご自分の写真とお子さんの写真を載せ、自己紹介を兼ねて挨拶をします。

2.預け合うメンバーを募る:LINEグループで、子どもの氏名や月齢、希望の日にちと時間を伝え、預かってくれるメンバーを募ります。

*BOUKENたまごへ連絡をする:預けあう日時と預け合いをするメンバーが確定したら、BOUKENたまごへ連絡。実際に預ける前日までに連絡が必要。

*預け合い当日:預ける直前におむつやおやつ、お気に入りのおもちゃなどを預かってくれるママに渡して引き継ぎをします。預け合いの子ども達はゼッケンをつけ、預け合いがスタート。

*謝礼の受け渡し:BOUKENたまごに戻ってから、スタッフへ本日の謝礼を渡します。子どもを預かったママにはスタッフから謝礼が渡されてあずこっこが終了。

 

ゼッケンをつけているあずこっこ中のお子さんには周りのママ達も気にかけてくれます。

あずこっこクラブデイの時には当日の預け合いが可能。また、急な用事の場合など、状況に応じてですが、BOUKENたまごで居合わせたメンバーに頼むこともできるそうです。

 

最後にあずこっこクラブメンバーとこれから利用を考えるママへ

「現在のクラブメンバーたちも、子どもが大きくなるとBOUKENたまごを卒業していく時がきます。BOUKENたまご以外の場でもメンバー同士がつながりをもち、預け合いができる関係を続けられることが、私たちの願いです。

入門講座では、預け合いの体験中に色鮮やかなタイルの作品が作れる講座が受けられます

また、今年のあずこっこクラブデイでは、お茶会などイベント企画を積極的に取り入れる予定です。あずこっこメンバーで行いたい企画があればどんどんスタッフまでお知らせください。

また、預け合うお友達がいないからとあずこっこの利用を悩んでいる方には、月1回(第3火曜の午後)開催、3回で終了になる『仲間作りと預け合い入門講座』の受講をオススメします。この講座では、実際に預け合いを体験し、仲間をみつけることもできます」と長谷川さんからメッセージをいただきました。

 

リポーターの感想

私も1歳の息子とあずこっこクラブに入っています。あずこっこクラブを通して、子どもが大きくなりBOUKENたまごを卒業してからも、クラブのメンバーと公園ツアーをしたり、お花見をしたりと顔見知り以上の関係になれて、本当にいい取り組みだと感じました。実際に預かるときも、見慣れた場所でスタッフの方と周りのママが手助けしてくれるので、預かる側も安心です。長い子育て期間を支えあう仲間を作れるこの取り組みが、市内の他の地域はもちろん、全国的にも広がるといいなと思いました。

 

長谷川さんのぶんハピ 国分寺歴13年

あずこっこ担当スタッフの長谷川真寿美さん

四季を感じられるけやき公園

子ども達とお花見をしたり、お月見をしたりとさまざまな思い出がけやき公園にはあります。四季折々の景色がきれいで癒されます。

 

 

取材:ぶんハピリポーター

基本情報

東部地区拠点親子ひろば BOUKENたまご

住所:国分寺市南町3-9-25 都営住宅1階

TEL:042-312-0414

開催日時:月~金、第2・4土曜

10:00~16:00

休場日:毎月第3火曜、第3&5土曜、日曜

祝日、年末年始

HP  http://www.boukenasobibanokai.or.jp/tamago.html

●チェックポイント
 おむつがえ 
*駐輪スペース有(3台分)、電子レンジ使用可、子ども用椅子有

BOUKENたまご移転

BOUKENたまごが北口から南口へ移転しました

開催時には赤い旗が出ています

開催時には赤い旗が出ています

BOUKENたまごが2015年11月に国分寺駅南口から徒歩約1分の都営住宅1階に移転しました。以前の場所から3倍くらい広くなりました。ねんねの赤ちゃんと動き回るお子さんが遊ぶスペースを分けているので、安心して利用できます。

今までと同じく認定NPO法人冒険遊び場の会が運営していますが、2016年4月より協働事業から国分寺市の委託事業となりました。そのことにより事業内容が少し変わりました。

黄色い仕切りで守られた、ねんねの赤ちゃんコーナー

黄色い仕切りで守られた、ねんねの赤ちゃんコーナー

広い場所へ移転したためスタッフは2名から3名になり、さらに土曜の開催が月2回になりました。

専門職に相談できる日も増えました。カウンセラーの日は予約不要の上、無料で別室での相談が受けられます。

カウンセラーの日:毎週月曜と金曜10:00~14:00  第2月曜のみ13:00~16:00

助産師の日:毎週木曜10:00~12:00

 

ちょこっと気になる「チョコの日」:毎月第1土曜10:00~12:00(いつものひろばはお休み)

地域の情報の掲示スペースも,遊ぶスペースも広くなりました

地域の情報の掲示スペースも,遊ぶスペースも広くなりました

仲間づくりのきっかけになる日も増えました。仲間作りのきっかけになるようにと下記の日を設けています。

ふたごちゃんの日:毎月第1火曜 10:00~12:00

プレママ&プレパパカフェ:毎月第2土曜 10:00~12:00

パパの日:毎月第4土曜 10:00~16:00

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もちろん、これらの日以外にひろばに来て共通点のある仲間に会えることもあります。また、今後は仲間づくり講座も開催予定だそうです。

以前と同じように、大人も子どもも飲み物食べ物の持ち込み自由なので、お昼ごはんや離乳食を持ってきて食べることができます。コーヒー、紅茶、ハーブティーは1杯100円、クッキーやケーキは1袋150円で購入できます。

より国分寺駅に近くなったので、お買い物途中に、授乳やおむつ替え目的で利用することができて便利になりました。

なお、以前の場所で行っていた下記の内容は、現在行っていません。

・お弁当の販売

・たんまサロン

・手作り品とリサイクル品の販売

*不定期ではありますが、バザーの開催を予定していますので、リサイクル品は今まで通り受け付けています。

 

取材:ぶんハピリポーター

 

 

基本情報

東部地区拠点親子ひろば BOUKENたまご

住所:国分寺市南町3-9-25 都営住宅1階

TEL:042-312-0414

開催日時:月~金、第2・4土曜

10:00~16:00

休場日:毎月第3火曜、第3&5土曜、日曜

祝日、年末年始

HP  http://www.boukenasobibanokai.or.jp/tamago.html

●チェックポイント
 おむつがえ 
*駐輪スペース有(3台分)、電子レンジ使用可、子ども用椅子有