防災シリーズの最後は防災公園です。
国分寺市内の公園に防災設備をもつ防災公園があるのはご存じですか?
国分寺には2種類の防災公園があります。
1つは東京都が管理する都立防災公園※1の武蔵国分寺公園。もう1つは国分寺市が管理している市立公園です。
※1都立防災公園は「避難場所」や「活動拠点」に指定され、震災から市民の命を守る重要な場所となっています。都立公園には、公園58ヶ所が「避難場所」とされているほか、35ヶ所が「大規模救出・救助活動拠点」や 「ヘリコプター活動拠点」などに指定されています。 (都立公園協会HPより)
武蔵国分寺公園には、避難誘導灯、ソーラー照明灯、防災トイレ(マンホール型)、災害救援ベンダー※2が設置されています。
※2災害救援ベンダーは、災害・緊急事態発生による停電時に管理者の操作で商品を無料で提供する自動販売機
一方、国分寺市の市立防災公園は、7公園あります。
南町ひだまり公園(マンホールトイレ)
日吉町ポプラ公園(トイレスツール,収納ベンチ)
窪東公園(マンホールトイレ)
けやき公園(マンホールトイレ)
北町公園(かまどスツール)
高木町ふれあい公園(マンホールトイレ)
西町あおぞら公園(かまどベンチ)
公園の防災設備は普段は収納されているので、その存在に気付きにくいですが、実は公園内に表示されていることもあります。
かまどベンチの使い方
1 ベンチの座る部分を外す
2 地面と同じ高さのコンクリ面に燃料を置く
3 壁面のでっぱりに金網を差し込む
4 火をおこし、鍋などを置いて使う
ベンチによって形や使い方は多少異なります。
外した部分は、テーブルとして使えます。
これらの設備を、使用するかどうかの判断・解錠について、市に問い合わせたところ、鍵を預かっている町内会や防災会の方が行い、自治会住民等と協力しながら設営します。なお、かまど利用の際、燃料やなべかまは、自治会や防災会、地域の方の持ち寄りで使用することになるそうです。
全国の都市公園では、公園内の防災設備を知ってもらうため、公園に遊びに来た人が気軽に楽しめるイベント「そなえパーク」を、毎年東日本大震災発生時期に合わせて開催しています。
都立武蔵国分寺公園では、今年度3月5日から13日までの9日間実施されました。園内の防災設備に隠されたワードを集める防災ワードラリーが行われ、4つ集めると先着で防災てぬぐいがもらえるという内容でした。
国分寺市では、市主催の防災公園を活用した避難訓練は実施していないそうですが、自主防災組織や自治会・町内会等による訓練を行っている地域があるそうです。
都立防災公園の詳細については東京都立公園協会のHPから防災公園総合ハンドブックをダウンロードできます。イラストや写真が満載で、とても分かりやすい1冊になっています。
また、やさしい日本語や外国語表記も選べるようになっています。
合わせて、ご活用下さい。
ぶんハピねっと10周年記念企画として防災を取り上げ、4回にわたって掲載しました。いかがでしたか?
私達も知らないことがたくさんありました。ここ数年いろいろなところで自然災害が起きています。
これらの記事を読んで、家族や職場で防災について話し合い、備えるきっかけにしていただけたら幸いです。
参考:東京都公園協会公式ホームページ 国分寺市公式ホームページ
マンホールトイレ設置写真提供 国分寺市総務部防災安全課まちづくり係