Gemütlich(ゲミュートリッヒ)

住宅地にある小さな天然酵母のパン屋さん

 

ヨーロッパのようなお店の外観

連雀通り沿いにあるゲミュートリッヒは、お食事パンをメインにパンと焼き菓子を販売する小さなお店です。
店主の伊藤幸代(いとう さちよ)さんにお話を伺いました。

 

――お店のオープンはいつですか?

2005年2月25日です。

 

――店名の由来

ドイツ語で「居心地の良い」という意味です。子どもの頃ドイツに5年間住んでいたことがあり、ドイツ語の中で一番好きな言葉です。居心地の良い場所・お店にしたいという気持ちを込めてつけました。

 

パン以外に焼き菓子なども販売

――お店をはじめたきっかけ

市内のパン屋さんで働いていた時に、あこ天然酵母※を使ったリュスティック※の講習会に参加しました。そこで使用したkyuhan(キュウーハン)の釜※がとても気に入り、自分で購入したくなりました。しかし、その時住んでいたマンションのキッチンには家庭用の釜でさえ入れられず一時断念。その後、現在の戸建に引っ越す時に業務用を購入してお店をオープンしました。

※ あこ酵母は天然酵母によくある「すっぱい」「独特の発酵香」などの「クセ」を抑えた酵母で、あこ酵母 で焼いたパンは、小麦粉・酵母・塩・水だけでもふっくらとして噛めば噛むほど美味しい

※リュスティック フランスパンの一種。水分量の多い生地なので成形せず焼くため不揃いな形になる。リュスティックとはフランス語で「田舎風」という意味。

 

――お店のパンの特徴は?

あこ天然酵母100%使用。菓子パンの生地にも使用しています。

 

リュスティック (1個200円)

――イチオシパンとお勧めポイント

イチオシパンは、リュスティックです。フランスパンよりも水分の多い生地を、やさしくこねて成形せず焼いたパンなので、手を加えない分、粉の風味が生きています。

 

――伊藤さんの好きなパン屋さんを教えてください。

ゼルコバ(立川)、ブロートハイム(世田谷)、ビゴの店(鷺沼)です。

お店の名前はドイツ語ですが、住宅地なのでドイツパンに限定せず、お客さんの需要にあわせて、あんぱんやフランスパンなどもあります。天然酵母パンは値段が高いというイメージがありますが、食パン1斤280円で、お手頃な値段設定だと思いました。天然木の明るいベージュ色を基調としたお店は、店名通り居心地の良い空間でした。

私が気になったパンは、1個100円のカステラパンです。

自家製カステラが中に入っていて、パン生地との歯ごたえの違いが何とも不思議で面白いパンです。ほんのり甘くて、お子さんのおやつにピッタリ。お値段もうれしい!

 

カステラパンの外観

パンを切ると中にカステラが

 

伊藤さんのぶんハピ  国分寺歴 17年

オーナー伊藤幸代さん

お鷹の道と野菜の直売所

自然が残るお鷹の道と野菜の直売所でとれたての新鮮な野菜を買えるのは幸せですね。

 

取材:ぶんハピリポーター

 

 

 

お店情報

Gemutlich(ゲミュートリッヒ)

住所:国分寺市本多2-12-21

営業時間:11:00~19:30

(木曜のみ 14:00~)

定休日:日曜・月曜

*駐車場なし


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