ヴィンテージ家具で統一された店内で
本場のFIKA(フィーカ)を楽しむ
※フィーカとは、甘いスイーツやペイストリーでコーヒーを楽しむスウェーデン式コーヒータイムのこと
国分寺駅南口から歩いて約7分、坂を下ったところにスウェーデンのパンやコーヒーを提供しているカフェ、BACKEN(バッケン)があります。
BACKENはスウェーデン語で「坂」を意味していて、住宅街から駅に向かう坂の途中にあるのが店名の由来だそう。
さらにドイツ語では「焼く」という意味もあり、「まさにこの場所・お店にぴったりな名前になりました」と顔をほころばせる代表取締役の小原さん。
小原さんはスウェーデン留学中にFIKA(フィーカ)の文化を楽しみ、コルドンブルーで製菓を学び、日本でもフィーカを広めたいと2017年に豪徳寺で焼き菓子のお店「FIKA FABRIKEN」をオープン。
その後、国立出身の小原さんが土地勘のあるところにと鷹の台に2店舗目のテイクアウト専門店「torpet(トルペット)」を開店。そして3店舗目は高田馬場に「LYCKAN COFFE(リッカンコーヒー)」をオープンさせました。
3店舗目をもう少し広い場所へと移転先に選んだのが国分寺。そして、お店の名前を「BACKEN」と変えて新たにスタートしました。
3店舗はそれぞれ少しずつ店舗としての機能を変えながらも全てフィーカを軸としたコンセプトで作られています。
BACKENでは男性でも入りやすい雰囲気に、と店内はコンクリート打ちっぱなしの壁にヴィンテージ家具を合わせたすっきりとしたインテリアです。
イートインスペースもゆったりしていて、居心地の良い空間になっています。
若いスタッフが多くフレッシュな印象もあるなか、小原さんが絶大な信頼を寄せる製造スタッフのアダムさんは、スウェーデン時代の友人。「彼が作るシナモンロールやカルダモンロールは現地の味を忠実に再現してくれている」と小原さん。
お店の一番人気はシナモンロール。他のお店ではあまり見かけないカルダモンロールも最近認知度が増してきて人気になっているそう。
そのほか、ルバーブやレモンなど旬の素材を使った季節商品も取り揃えられています。コーヒーはスウェーデン「Standout coffee」のコーヒー豆を仕入れて提供しており、ドリンクにもこだわりが感じられます。
住宅街と駅の間に位置しているので、お子さんと一緒にペイストリーを買いに来たり、コーヒーをお供に読書をしたり、友人同士でおしゃべりしながらフィーカを楽しんだり、と色んなシチュエーションでBACKENに来店してもらえたら、と小原さん。
6月にスウェーデンのお祭り、夏至祭に合わせたイベントを行ったところ、今までお店に来たことがない方が来てくさったそうです。冬は、クリスマスイベントを企画したいとのことでした。
国分寺のマルイ出店の話もあり、「これからは地域との繋がりも少しずつ広げていきたい」とのこと。
また若き起業家として、また3歳のお子さんを育てるママとして、ますます忙しい毎日を過ごしていらっしゃる小原さんですが、今後は3店舗をオープンした経験を基に、「これからお店をオープンしたい人の後押しやサポートなどもやっていきたい」とのことでした。
柔らかな印象がありつつ3店舗の経営と子育てと、内にあるエネルギッシュさも強く感じられる小原さん。これからの活動もますます楽しみです。
BACKENは落ち着いた大人の雰囲気で、つい長居したくなるようなお店。
本場の味を楽しめるペイストリーとこだわりのコーヒーで、心と身体をゆるめる時間をつくりに行くのも良さそうです。
小原愛さんのぶんハピ 国分寺歴 約20年
Life Size Cribeの吉田さんとのおしゃべり
国分寺駅北口にある『Life Size Cribe』で、オーナーの吉田さんとお話をするときです。吉田さんの仕事に対する姿勢にいつも背筋が伸びます。仕事の相談から子育てなどプライベートの話までできて、いつも元気をもらいます。
取材:ぶんハピリポーター
お店情報BACKEN(バッケン) 住所: 国分寺市南町3丁目1-33 サンハイツ国分寺 営業時間:9:00〜18:00 定休日:月曜、火曜 アクセス:国分寺駅から徒歩7分 |