ぶんじ寮 その2

〜地域の活動について〜

ぶんじ寮は住むための場所であると同時に、地域に開かれた場所でもあります。
実際にどのような活動を行っているのかお聞きしました。

ぶんじ寮の門にある掲示板には、寮の庭で育てている野菜の販売のお知らせ、寮の自治会新聞などが貼られています。新聞にはぶんじ寮の近日のイベント告知などとあわせてまちの人からの声も書かれており、近隣にお住まいの方とぶんじ寮のみなさんとの往復書簡のようです。

玄関の門に貼られた自治会新聞や野菜販売のお知らせ

ぶんじ寮の庭の畑、季節ごとに数種類の野菜を栽培して販売

玄関口にあるまちのシェア傘

そして、玄関先には『まちのシェア傘』と書かれたバケツにたくさんのビニール傘が置かれていました。地域の人が誰でも必要なときに使ってもらえるようにと設置されたもの。これも寮の住人のアイディアの一つ。

イベントは寮の住人たちが自発的に企画して行っていて、参加者が0名というイベントもあるとか。コクフェス、ぶんぶんウォークなど国分寺市内で行われているイベントにも積極的に参加し、2023年には、年間で60〜70回ほどイベントを開催したそうです。

ぶんじ食堂のメニュー看板

その一つに、一人ひとりができることを持ち寄り、みんなで育てる食堂『ぶんじ食堂』があります。ぶんじ寮の発起人でもある永井千春さんを中心に2018年から、国分寺市内のいろいろな場所を借りて行われていた取り組みです。

現在はここ、ぶんじ寮を拠点に毎月、定期開催されています。(詳しくは、ぶんじ食堂ホームページ:https://bunji-shokudo.org)ぶんじ食堂でひとつの食卓を囲むのは、未就学児から人性の諸先輩方まで。

ボリュームたっぷりのメニュー

食を介したイベントは地域を繋げる良いイベントですね。食のイベントでは、クルミドコーヒーオーナーの影山さんとぶんじ寮の住人が1つのテーマ(今までに開催したテーマ:「暮らしとケンカ」、「親はこどもにどこまで愛情を注がないといけないんだろう?」など)について対談し、その後一緒にランチを食べるという‘サンデーブランチ’ や、お酒片手にその日のテーマについてゆったり語らう‘イエノミ’ (今までに開催したテーマ:「おもいで」「トキメキ」など)があります。

その他にも、映画上映会(今までに上映した映画:東ティモールの闘いをとりあげた「カンタ!ティモール」、能登の塩作りに焦点をあてたドキュメンタリー映画「ひとにぎりの塩」)などを開催しています。バーベキューや、中庭を利用した焚き火、お花見や、ぶんじ寮の屋上での花火観覧が人気のイベントだそうです。

ぶんじ寮近くの公園で地域のひとも一緒にお花見

かつて幡野さんが主催したイベントで、“ぶんじ寮の屋上黙考“というイベントがありました。ぶんじ寮の屋上でただただボーっと考えましょうというイベントで、おしゃべり禁止!というもの。こちらは参加者1名で、主催の幡野さんとお2人で行われたということもあったそうです。

7月、東京競馬場の花火をぶんじ寮の屋上からみようというイベントに、6歳になる娘と参加しました。花火の開始とほぼ同じタイミングで寮に着き、慌てて屋上へ上がるとすでに屋上はたくさんの人でにぎわっていました。

ぶんじ寮屋上からの見た府中の花火

近所の小学生がコーヒー屋さん・ジュース屋さんを開いていたり、どこからか食べ物を焼くいい匂いがしていたり、D Jがいたり、そこは小さなお祭り会場のようでした。屋上中央あたりにはシートを敷いた家族連れが何組かいらっしゃり、それぞれにくつろいで楽しんでいる様子でした。その1組に声をかけると、幡野さんのお子さん、青音ちゃんと同じ保育園に通うお子さんがいらっしゃるというご家族で、悠さんに誘われて参加しましたとのこと。普段でもぶんじ寮にふらっと立ち寄って遊ぶことがあります、とのお話でした。そのお隣には、屋上での花火観覧は何回目かという幡野さんの同級生のみなさん、最初は数人だったのに今年はこんなにたくさんの方が集まっていて嬉しいとおっしゃっていました。

また、ぶんじ寮の目の前にお住まいだというおじいさまもいらっしゃり、家からだと全く見えないがここの屋上からだと花火がよく見えてうれしいと笑顔でお話ししてくださいました。仕事や所属や年齢に関係なく誰もがゆったりと集える雰囲気があり、とても居心地が良く、娘とともに楽しい時間を過ごさせていただきました。

子どもたちによる蚤の市、訪れる人々で賑わっていました

2024年11月23日(土)、24日(日)の2日間にわたり、ぶんじ寮4周年を祝して「しょうもない万博」が開催されました。23日のお昼過ぎに伺うと、庭先でこども蚤の市が開催されていました。子どもたちの手作り小物のお店、飲み物やさん、また射的、ボーリングといったゲーム屋さんなど個性豊かなお店が出店されていて、和やかな楽しい雰囲気でした。

国分寺市全域で行われているぶんぶんウォークの開催期間中ということもあり、ぶんじ寮全体がとても賑わっていました。寮内と中庭では、ぶんじ食堂、住民とご近所さんのライブ、住民による写真展、テントサウナなどが行われ、屋上ではこくぶんじカレッジの皆様による焚き火が行われていました。夜にはイエノミ、公開ぶんじ寮住民ミーティングなども行われていたそうです。

※こくぶんじカレッジとは、「まちが自分ごとになる」をテーマに国分寺の街を楽しむ活動を始めたい人、地域とつながる事業やお店の新しい形を考えたい人、それらの活動をサポートして街をもっと元気にしたい人が学び活動する連続講座です。(こくぶんじカレッジのHPより引用:https://kokubunji-college.net)

これらのイベントは、ぶんじ寮という場所とその住人が地域の人・外部の人と繋がるきっかけになってくれるものです、とのこと。今後はもっとたくさんの方に参加してもらえるようにしていきたいと幡野さんご夫妻はおっしゃっていました。

管理人室横の壁にたくさん貼られている青音ちゃんの写真にぶんじ寮のみんなが温かく成長を見守っているのを感じました

ぶんじ寮に引っ越してきて出産し、子育て真っ最中という幡野ご夫妻、私自身も子育て中ということもあり、ここでの子育てについてお聞きしました。

お子さんができて寮での生活に変化はあるかどうかお聞きしたところ、ha幡野さんは特に変化はないとのお即答でした。奥様の悠さんは即答されたことに少し驚かれていましたが・・・。寮に赤ちゃんがいるという環境は、ぶんじ寮の住人にとってそれぞれに変化があったのではないかとお聞きすると「仕事が忙しいときや自分たちの体調が悪いときには寮のみんなが交代で保育園の送迎をしてくれ、夜に用事があるときには青音ちゃんをお風呂に入れ、寝かしつけもしてくれることもあります」と悠さん。青音ちゃんの存在を寮のみなさんが自然に受け入れ、共に過ごしている様子が感じられました。ぶんじ寮の住人のお一人、櫻林栄吉さんは現在、保育士の資格を取得しようと勉強中だそうです。栄吉さんはもともと子どもが好きで保育士という仕事は憧れの1つだったとのこと。思いはあっても行動できていなかったところ、ぶんじ寮で青音ちゃんと触れる機会ができ、それが資格取得に向けて勉強を始めるきっかけになったそうです。

子育てが閉塞的になりがちな今日この頃、両親以外に子どもを見守る目がたくさんある環境はとても稀少なことに感じました。「ぶんじ寮に住んでいなければ2人きりの子育てなので、もっともっと大変だったかもしれない」とお2人そろっておっしゃっていました。ここはお2人が子育てをしながら父親、母親としてだけでなく自分らしくいられる場所、それは青音ちゃんが育っていく過程でも大切なことだと思いました。

ぶんじ寮のオープンから4年半、今後の展望についてもお聞きしました。

イベントなどを通し、ぶんじ寮をより開かれた場所にしたいと考えていらっしゃるそうです。まちの人にもっと気軽に出入りしてもらえる場所になるといいなとおっしゃっていました。実際にこれまでにここへ出入りした近所の方は、両親ともお仕事などで留守のときに寮にやってくる小学生、寮生とバンドを組んで練習をはじめたおじいさま、共有スペースで1人くつろぐ年配の女性。その方が逆に寮生をご自宅に招いて夕ご飯をご馳走する、ということもあったのだそうです。このように、地域の方がふらっと立ち寄れる場所に、ゆっくりゆっくり育っていくと良いなとお話しくださいました。「公園みたいにいろんな人が出入りしたら面白いよね」と幡野さんはおっしゃっていました。

子育てをする中で、全身全霊で遊ぶ子どもたちをみて、生きているなあと感じることがたくさんあります。そしてふと、人はいつを境に世界と全力で対峙することから遠ざかっていくのだろうと考えてしまいます。

幡野さんにご自身の在り方についてお聞きすると、「‘何ものにもとらわれず、遊ぶように生きたい’という願望が日々の活動に繋がっているように思う」とのお答えが返ってきました。

ぶんじ寮を訪ね、幡野さんご夫婦のお話を伺い、住人の方ともお話をして、少し大袈裟なようですが‘本気で生きる‘ってなんだろうという思いが頭をよぎりました。ぶんじ寮は、大人が本気で遊び立ち止まって考えることのできる場所、そしてそんな大人が集う場所は、大人にとってもこれからを生きる子どもたちにとっても豊かで面白い場所なのではないかと感じました。

  • 施設利用者へ一言

人との関わりの修行に来てください!!

今後は、高齢者の方(バリアフリーが完備されていないため、その点は今後の課題です)、子育て世代の方にもぜひいらしてほしいです。寮の住人以外の方のイベント開催も募集中です。シェアキッチンの利用をご希望の方もぜひお声がけください。ダメなことはありません、とりあえずやってみる、問題が起きたらそのときにみんなで考える、それがぶんじ寮です。

 

幡野雄一さんのぶんハピ 国分寺歴 37年

やりたいことを口にしたときに面白がってくれる仲間がいること

 

悠さんのぶんハピ 国分寺歴4年   青音ちゃん国分寺歴 2年

幡野さんご家族。愛猫のぶんじ(愛称ののちゃん)と一緒に

ぶんじ寮の屋上
好きなポイントは広いところ。こんなに広い屋上は高級住宅にでも住んでいない限りなかなか得られないので (笑)。
周りに高い建物が少なく見晴らしが良いところも好きです。春には桜、夏には花火、秋には柿、冬には富士山が見えて四季も楽しめます。是非一度来てみてください!

 

ぶんじ寮HP: https://lit.link/bunjiryo

ぶんじ寮Instagram:https://www.instagram.com/bunji.ryo/

ぶんじ寮Facebook:https://www.facebook.com/bunji.ryo/

連絡先:

 

 

取材:ぶんハピリポーター

 


にしこくウクレレサークル

楽しく丁寧なレッスンでウクレレ上達
サークルを通し地域で人の輪も広がる

先生のトークで笑いが絶えない
にしこくウクレレサークルの練習風景

皆さん、音楽はお好きですか?音楽は好きだけど、もっぱら聴く専門だ!という方も多いかもしれませんね。今回は、気軽に楽器をはじめられて、もっと音楽を楽しめる「にしこくウクレレサークル」をご紹介します。

 

2016年に西国分寺からスタートしたウクレレサークルを主宰するのは楠幸樹さん。

サークル懇親会

もともと大手のスクールで週5日、レッスンを受け持っていた楠さん。スクールでは、仕事帰りの生徒さん向けの夜のクラスがメイン。今後自分に子どもが出来たら、奥さんに負担をかけてしまうという気持ちがあったとのこと。確かにミュージシャンは夜や土日に仕事をするイメージがあります。そこで自宅の近く、昼間の時間帯にサークルを開いてみようと思い立ち、直ぐ行動に。それが「にしこくウクレレサークル」です。いざ開いてみると、予想以上に反響があり、あっという間に生徒さんが集まりました。そして、楠さんの働き方改革が順調に始まりました。

プロの演奏家による
午後のひとときコンサート

サークルでは、1時間のレッスンで同時に2.3曲を練習、何度かのレッスンを通し1曲を仕上げていきます。実際に弾ける曲が増えると嬉しいですね。生徒さんは30代から80代までと幅広く、わかりやすいウクレレ指導と冗談交じりのトークで始終リラックスしてレッスンが受けられます。レッスン以外にも自由参加の発表会、BBQ、山登り、ウクレレ合宿、新年会など生徒さん同士が仲良くなれるイベントも多く開催。地域にサークルを作った事で、生徒さんたちが地域に知り合いが増えるきっかけにもなりました。現在は、高田馬場、三鷹(吉祥寺)、府中とサークルの輪が広がり生徒さんも約150名になったとのこと。またサークルでの指導に加えご自身のライブ、そして最近では、コンサートを企画するなど幅広く活動されています。

CAFE FLAっと ライブの様子
楠さん(右)と演奏仲間の今田さ

 

2018年の夏から始まった楠さん企画・主催の「ひとときコンサート」。プロの演奏家を招き、近場で気軽に低価格(2000円〜)で楽しめる1時間程のコンサートをといずみホールにて開催。

子どもの頃からプロの生演奏に親しむ習慣を持って欲しいと、今後のひとときコンサートでは、学生招待も予定していているそうです。

そんな楠さんのウクレレ演奏は、西国分寺の「CAFE FLAっと」にて2カ月に1度程チャージなしで聞くことができます。こちらのスケジュールは楠さんのHPでご確認ください。

自由で前向き、そして行動力のある楠さんのまわりには、音楽と人の輪がどんどん広がっています。

 

リポーター感想

実は2年前、リポーター自身が「西国分寺でウクレレサークルが始まるよ」というチラシを発見!月2回、月謝も大手スクールに比べるとお手頃。ウクレレには興味があったけれど、習いに行くのは敷居が高いと思っていた私は嬉しくなり、早速にしこくウクレレサークルに通い始めることに。腕前はまだまだですが、この夏、子どもの音楽発表会で娘がピアノ、私がウクレレで一緒に演奏し良い思い出を作る事が出来ました。楠さんが作ってくれた音楽の輪が我が家にも広がり、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

子連れぶんハピ

西国分寺ではサークルの他に「ママのためのウクレレサークル」を月1回、平日午前中に開催。子連れで参加出来て、1回500円です!実はこの企画を思いついたのは、楠さんの奥さんが育休中に習い事に行けないという話を聞いたのがきっかけとか。ママの息抜きやコミュニティー作りになればとお話しされていました。良きパパの顔を見ることが出来ました。

その他に先ほど紹介したひとときコンサート前に、夏休み企画として「親子で楽しむギターコンサート」が催されました。赤ちゃん連れでも気兼ねなく、マット上で座って聞けるコンサート。こういう親子コンサートは今後も企画するとの事、楽しみですね。

 

楠さんのぶんハピ 国分寺歴 5年

楠幸樹さん

お鷹の道から武蔵国分寺公園までの散歩

国分寺に引っ越して来てお鷹の道あたりの緑の多い自然に感動しました。最近は子どもと一緒に歩くことも多く、定番の散歩コースです。
毎回、自然に癒されています。

 

取材:ぶんハピリポーター

 

 

施設情報

にしこくウクレレサークル

http://www.kk-ukulele.com/nishikoku.html

入門クラス 木曜日10:30〜

初級クラス 木曜日 13:30〜、 15:00〜

中級クラス 木曜日 18:30〜

各クラスとも60分間レッスン×月2回 月謝3千円 入会金3千円

 

ママのためのウクレレサークル

LINE@よりID「@qsw1417r」よりお申し込みください。

http://kusu.jp/ 楠さんのHP。ひとときコンサートや楠さんのライブ情報やプロフィール、ブログなどが掲載されています。


おやこのひだまり

ひとつのテーブルを囲みお茶で一息
子育ての不安もみんなで共有出来る場所

広い和室でのびのび遊べます

広い和室でのびのび遊べます

親子の遊び場『おやこのひだまり』を主催する「NPO法人ワーカーズ風ぐるま」は、赤ちゃんからお年寄りまで、いつも安心して暮らせるまちづくりを目指し、たすけあいの輪を広げるNPO法人ACT(特定非営利活動法人アビリティクラブたすけあいの略)と連携して、地域での家事援助(掃除、洗濯、買い物、食事作り)、産前・産後のお手伝い、障害児の一時預かり、小学生の放課後の居場所(しゅくだい広場)やその人らしい生活をするための自立援助など、地域のたすけあいサービスを提供している団体です。

2007年7月より国分寺市の委託事業として市民室内プール内での親子ひろばを運営していました。2011年に委託事業を終え、2012年からも親子と直接出会える場所の必要性を感じ、『おやこのひだまり』をスタート。

恋ヶ窪会館は、自然あふれる熊野神社内にあります

恋ヶ窪会館は、自然あふれる熊野神社の隣にあります

『おやこのひだまり』は、月一回熊野神社の隣りにある恋ヶ窪会館で開催しています。ここは、親子が単に「遊ぶ場」ではなく、誰もがゆっくりくつろげる「居場所」となることを目指しているひろばです。ひろばには、様々の世代のボランティアスタッフも数名きてくれます。特に子育てを一段落させた世代の方は、いつも大きな心で子育てと親子の成長を見守ってくれています。

誰でも参加しやすいように毎回イベントも開催しています。
過去の企画で好評だったのは、レンジで作る簡単おやつ作り。子どもと一緒に作れるように、混ぜてチンするだけのレシピで蒸しケーキを作り、出来たケーキを食べながらその後はテーブルを囲んでみんなでお茶を楽しんだそう。また卵アレルギーにも対応できるレシピの伝授もあったそうです。

参加者で輪になって遊ぶことも

他にもヨガ講座、子どもの発達についての講座、木育ひろば(木のおもちゃ講座)なども開催しています。「最近は、毎回参加する親子も増えてきて、おもちゃを片付けるのを手伝ってくれるひとや差し入れを持ってきてくれるひとも。こちらでお茶を用意しているので、ひとつのテーブルを囲んで、みんなでお茶やおやつを頂きながらおしゃべりする地域の居場所にしてほしい」と事務局で『おやこのひだまり』を担当する望月さやかさん。この場所を参加者全員で作り上げている温かい雰囲気が伝わってきました。

「大きな親子ひろばに馴染めなかったら是非来て欲しい」と望月さん。また、「困ったことだけでなくここでこんなことやってほしい、こんなことをやってみたい等も気軽にスタッフにご相談ください。なるべく叶えられるようにします!!」とのこと。今後は熊野神社の境内で遊ぶような外遊びのイベントも企画したいそうです。

街の喧騒から離れて木々に囲まれた中で遊べたら、子どもが喜ぶのはもちろん、お母さんもスッキリ、また子育て・家事に頑張ろう!と前向きになれそうですね。実現する日が楽しみです。

ひだまりの開催日時は、主に第4金曜の午後を予定していますが、facebookにスケジュールやイベントについてお知らせをしているそうなので、事前にチェックして下さい。

 

望月さんのぶんハピ 国分寺歴 6年

『おやこのひだまり』担当 望月さやかさん

『おやこのひだまり』担当       望月さやかさん

タイ料理店『2階のぞうさん』

国分寺駅北口に最近出来たお店です。
仕事の行き帰りに近くを通るので、オープン前からお店が出来るのを楽しみにしていました。
内装が可愛くて、ごはんも美味しい!

 

 

取材:ぶんハピリポーター

勝井さん

 

 

基本情報

『おやこのひだまり』恋ヶ窪会館(熊野神社の隣)

TEL:042-300-3663
(NPO法人ワーカーズ 風ぐるま)

住所:国分寺市西恋ケ窪1-26-5(熊野神社隣)

開催日時:主に第4金曜日13:30~16:00

https://sites.google.com/site/9696kazaguruma/home

https://www.facebook.com/kaze.workers


ぶんハピ街レポートVol.4 「第6回チャレンジウォーク」に参加してきました

お天気に恵まれた3月3日(土)、国分寺第六小のイベント「第6回チャレンジウォーク」に参加してきました。

「チャレンジウォーク」は6年生の保護者有志と、地域のおやじの会「かたぐるまの会」のサポートにより、卒業を目前に控えた6年生とその家族を対象に自由参加で行われます。

初回は6年前、「学校から多摩湖を1周してかえってくる28kmコース」、昨年は「高尾駅から学校まで30kmコース」と、毎年何度も下見をした上でコースは決められます。今年は「国分寺崖線(ハケ)※に沿って国分寺を一周する30kmコース」でした。

6年生約100人と先生方、保護者兄弟を含めて、約140人の大移動です!信号、道路横断、曲がり角など133カ所のチェックポイントを緑のおじさんおばさん化した「かたぐるまサポート隊」の誘導のもと、寄せ書きしたクラスの旗を持った子ども達、保護者方、先生方が歩きました。

六小から、立川栄緑道(立川基地廃線跡)、矢川緑地、城山公園、市川緑道(西府付近)、分倍河原、大国魂神社、府中の森公園、浅間山公園、多摩霊園、野川公園、野川沿い遊歩道、東京学芸大学、と国分寺を囲むように1周30.113kmの緑豊かなコース。

緑道、神社、公園を歩きながら、ワイワイ、ガヤガヤ賑やかです。一行も、お昼を過ぎると疲れぎみ、少し静かになってきます。

仲間と友達とゆっくり話をしながらふざけながらの旅路も、残り5km地点(学芸大学)辺りからは、疲れもピーク。足の豆もつらくて、無言で黙々と歩きます。

 

それでも、最後の曲がり角をまがって学校が見えてくると、残り100m程はラストスパートダッシュ。ゴールテープを切る子どもも大人も達成感と嬉しさでいっぱいの顔になります。

夕食は炊き出し班の保護者の方々が作ってくれたカレーライス。疲れた体にたまらない美味しさです。

 

丸1日かけて歩くというこのイベント、準備する方も、参加する方も大変です。でも、例年「歩いて良かった!」「楽しかった。また歩きたい。」という声がたくさん聞かれるのです。ただ歩く、されど歩くです。

決して楽ではない30kmという道のりを友達と一緒に歩いた事、また最後まで歩き通したという自信を忘れずにいて欲しいと思います。

保護者・有志の皆様、「かたぐるまの会」の皆様、先生方お疲れさまでした!

 

※国分寺崖線(ハケ)とは、約4〜8万年前に武蔵野台地を古多摩川が側方侵食して形成したもの。高低差は20メートル近くになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

取材:CHEERS




国分寺市スポーツセンター親子ひろば

部屋の入り口には目印の手作りの看板

利用者が運営に参加

父親の育児を応援する親子ひろば

スポーツセンター2階の和室にある親子ひろばは、2007年7月に市民グループ「コアラッコ」と国分寺市が共同運営でオープン。市内のほとんどの親子ひろばが午前中で終了する中、午後3時まで開いているため、子連れにはありがたい場所です。代表でありスタッフでもある山越邦夫さんの「お父さんが子育て参加を表現するチャンスの場として、土曜日にOPENすることで、お父さんが来やすい場所にしていきたい」という思いもあり、2011年3月から毎月第4土曜日にも運営しています。

「ここは、基本的にサロンなので、お母さんたちにゆっくりくつろいでもらい、来ている人同士でいろんな話をしながら、ストレスを発散したり、気の合う友達を見つける場所にしてもらえればと思っています」と山越さん。利用者のママに聞いてみると、「近所から来る常連さんが多く、顔見知りになりやすい。スタッフさんも毎回、ほぼ同じ人なので、とても話しやすい」とのことでした。

また、利用者の声から毎月のお誕生日会が始まったり、林野庁補助事業「木育寺子屋」※へ応募するきっかけになったそうで、そこからもアットホームさを感じました。お誕生日会を堤案したママは、今ではお誕生日会の運営を担当(2名)しているとのこと。利用者がひろばを利用するだけでなくどんどん運営に参加できるのは、スタッフ(市の臨時職員登録をしているコアラッコのメンバー2名とボランティア1名)とママたちとの関係の良さがあるからこそでしょう。スタッフ手作りのおもちゃや授乳用カーテンなどからも利用者への心遣いが感じられ、和やかな雰囲気がとても良かったです。

※「木育寺子屋」…国産材の利用推進のため「乳幼児が木の製品に触れる機会を子育てひろばなどで増やし、木材に対する親しみや木の文化への理解を深められるように」と始められた活動。応募の結果、コアラッコが採択されて木のおもちゃの補助を受け、土曜のみ、木のおもちゃをひろばで使用できるようになりました。

24畳の和室は親子でにぎやか

お誕生日会で記念撮影用の手作りパネル

コアラッコ代表の山越邦夫さん

山越さんのぶんハピ 国分寺歴 15年

活動を通じて人と知り合いつながれること

毎週水曜(11時~12時半)にスポーツセンターに来るパン屋さんやひろばに来る人と顔見知りになり、挨拶できる間柄になることが、ハッピーです。この活動が、ぼくの居場所づくりにもなっているような気がします。そして、このひろばに来ている人同士もつながっていくと、もっとハッピーです。

子連れのぶんハピポイント

第1水曜に手遊びとパネルシアター、第3水曜日にわらべうた。(ともに11:00~)。
毎月最終水曜にお誕生日会を行い、手がた・足がたカードを作ります。
(奇数月のお誕生会は11:00~、偶数月のお誕生会は14:00~、
時間が月によって違うのは、幼稚園児のいるママも参加できるようにとの配慮から)

第4土曜は、木のおもちゃで遊べたり、ママに連れられて一緒にくるパパの参加や、
パパが会社に出勤でパパと出かけられない母子、平日働くママが来たりします。

年に1回、市内の各親子ひろばがイベントを企画する「親子ひろばフェス・ウィーク」が
開催され、2011年で3回目。開催期間中は、午後にスポーツセンター2階の会議室で
ファミリーヨガや工作教室などを企画、開催しています。
「コアラッコ」のメンバー手作りのおもちゃは、布や紙などで作られている温かみのある物ばかりで、自宅で作るおもちゃとしても参考になります。

 

取材:ぶんハピリポーター

施設情報

国分寺スポーツセンター親子ひろば

TEL:042-322-1140 (本多児童館)
042-406-0839 (コアラッコ)

住所: 小平市上水本町6-22-1
スポーツセンター2F 和室
対象 0歳から就学まえのお子さんと保護者
(プレママ・プレパパも歓迎します)

活動日:毎週月(第3月曜を除く)と水曜 、第4土曜
(開いている日がわかる年間カレンダーをひろばで配布)

活動時間:10:00~15:00

お休み:スポーツセンターの休館日と年末年始、祝日

アクセス:
 JR国分寺駅北口からの場合
西武バス「武蔵野美術大学行き」に乗車し
「けやき公園前」で下車、徒歩1分。

 西武国分寺線恋ヶ窪駅から徒歩12分


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●チェックポイント
駐車場有 おむつがえ