恋ケ窪公民館 「幼い子のいる親のための教室」

「じぶん」を見つめ
生き方・家族・子育てを前向きに考える場

1階が図書館で2階が公民館

恋ケ窪公民館の保育室担当の萩野可奈子さんにお話しを伺いました。

 

Q1.恋ケ窪公民館での講座の特色

教室のあとはピクニック気分でランチができる公民館の中庭

 

「今年度は、全回を通して『母でもなく、妻でもなく、自分自身を考える時間をもつこと』をテーマにしています。教室の内容はアサーティブというコミュニケーション技法を学ぶことが主ですが、地域のお役立ち情報・ヨガ・食育・キャリアを考える・交流会なども組み込んでいます。

また、毎年教室と並行して、おすすめの遊び場やレシピ、子育てアイテムがまとまった冊子作りもしています。恋ケ窪公民館は全面人工芝の広い中庭があるのが特色なので、参加者は教室後にランチをして帰ることもあります」

ママたちのおすすめ情報が詰まった冊子

※アサーティブとは?
アサーティブ(自己表現・主張)トレーニングとは、アメリカの人権運動、女性解放運動のなかで生まれたコミュニケーションのための教育法です。自分の感情や考えを素直に伝えて、「自己を尊重し、相手も尊重する」という考え方・態度により、対等で良好な人間関係を築いていこうとするものです。単なる言葉のテクニックではなく、自分のコミュニケーションのパターンや性格の傾向に気づき、無理なく自分に使える表現を身につけていきます。(NPO法人 ウィメンズ・サポート・オフィス 連 講座案内より引用)

 

Q2.講座の内容・進め方

保育の日は、子ども達のために保育室外の廊下に長いじゅうたんが敷かれます

「教室の講座は、全回を通してアサーティブの講師にお願いしていますが、講座内容によって栄養士の方や地域情報に詳しい地域コンシェルジュの方など専門の方もお迎えしています。講義の進め方も、講師による講義だけでなく、話し合い・自分自身の振り返り・グループワークなど、講座の内容によってさまざまです。ヨガをすることもあれば、親子交流会でハロウィンパーティーやクリスマス会など、季節感を取り入れたイベントを行うこともあります。教室の内容はほぼ決まっていますが、もう少し深く話を聞きたいなど参加者の希望があれば、講師に相談することもあります」

 

子ども達の大好きなおもちゃがたくさん

Q3.保育室の施設について

「すべり台などの大型の遊具はありませんが、お布団やたくさんのおもちゃ(大きなブロック、おもちゃのついたベビーサークル、ままごとキッチンやミニカーなど)があります。また、保育室には大きな窓があり、そこから車や人が通るのを見るのも子ども達の楽しみのひとつです」

 

Q4.教室後の自主グループ活動について

「現在、保育室を利用しているグループは『ともとも』、『あさがお』、『SBちょきちょきず』の3つです。公民館祭の参加や、共催講座の企画、運営、メンバーの得意なことを教え合うなどの活動をしています。保育室を卒室した子どものお母さん方も、不定期で集まって自主グループとして活動をしています。教室が終了した後は、ほぼ毎年自主グループとして活動しています」

 

参加希望者へのメッセージ

「子育てをしていると、自分のことはつい後回しにせざるを得ない時も多いかと思います。自分に焦点を当てる時間を持つことで、『私は何がしたいのか』、『私はどう思うのか』と自分を見つめなおす時間になり、時にリラックスできる時間になります。また、講師に話を聞いて、勉強し、大人同士で意見を交換しあうというのは、なんとも新鮮でワクワクできる時間になります。こういった長期講座や自主グループに保育をつけられる予算が出ている市は少ないと思います。子育て世代のコミュニティーを大切にする国分寺市に住み、子育てしている方は是非活用して頂きたいと思います。
自分のことや生き方・家族のこれからをしっかり考えていくと自信が持てるようになり、子育てにもこれからのことにも前向きに取り組めるようになります。親子で気軽にリフレッシュできる親子ひろばとはまた違う、自分を見つめ直せる大人だけの時間がもてる公民館保育室。どちらの良さも是非ご体験ください」
 
リポーターの感想

教室の講座にヨガがあることに驚きました。じっくりと自分のこころとからだ、両方に向き合える教室なのだなあと感じました。また、参加者の方のおすすめがたっぷり詰まった冊子は、知りたい情報が満載で、私も「この冊子、欲しいなあ」と思ってしまいました。教室後の中庭でのランチで、更にお母さん同士で話が深まり充実した時間が過ごせるのではと思います。

 

取材:ぶんハピリポーター


育児サークル はとぽっぽ

育児サークル はとぽっぽを取材して来ました。

児童館内のメンバー募集のポスター

ほとぽっぽは、しんまち児童館を主な活動場所としている育児サークルです。現在は、主に幼稚園入園前の子どもとママ達が中心となって週2回(火・木)活動しています。サークルメンバーは、現在5組の親子。用事があったり、子どもやママの体調が悪ければお休みすることも。毎回、集まれるメンバーで一緒にお昼ご飯を作ってみんなで食べるという気軽なゆるいサークルとのこと。現在のメンバーの中には、パートタイムで働いているママも参加しているそうです。

 

Q1 はとぽっぽの活動はいつからスタートしましたか?

昭和50年頃に創設され、親子で楽しむサークルとしてメンバーが入れかわりながら40年以上活動が続いています。創設当時は、幼稚園に代わる居場所・遊び場を目的とするお母さんたちの自主保育サークルだったそうです。

 

Q2 活動内容

児童館内のキッチンでお昼ご飯を準備するママ達

おひなさま、七夕、お月見、運動会、クリスマスなどの季節の行事を行ったり、サークルOB・OGのお兄さん・お姉さんを巻き込んで子ども祭りを行っています。児童館の体育館で行う運動会では、タイムを測定するおんぶ競争やママ達のパン食い競争などで盛り上がります。特に目的を決めず、しんまち児童館に集まって、子どもたちを自由に遊ばせる日もあります。室内遊びでは、新聞破りが子どもたちに人気です。暖かくなったら、児童館の近くを散歩したり、窪東公園などへ行って外遊びもしたいと思っています。

 

Q3サークル活動でよかったことは?

自由に好きなおもちゃで遊ぶ子どもたち

家庭でママが一人で準備をするのが大変な年中行事も、サークルのみんなと一緒に行えば子どもを見合いながらラクに準備でき、楽しさは何倍にもなります。

現在のメンバーは、第1子が幼稚園、小中学生で、2人目や3人目が1歳前後という人が多く、それぞれ住んでいる地区が異なるため小学校の学区も違います。市内の色々な地域の情報交換(子どもを遊ばせやすい公園の情報、スーパーのお得情報など)ができるのと学区が違うからこそ、育児だけでなく幼稚園や学校での様々な悩みなどを相談しやすいですね。

 

Q4 代表の小川さんからのメッセージ

はとぽっぽの活動では、自分たちでやりたいことをやっています。ひとりで子育てしていると、いっぱいいっぱいになってしまいますが、サークルに入って集まると、心が楽になります。お金をかけずに楽しむことができる育児サークルの良さを、もっとたくさんの人に知ってもらいたいです。

取材の日は、クリスマス会だったのでメンバー5組全員が参加していました。ママ達は楽しそうに話しながらお料理を準備して、お子さん達は児童館のおもちゃで遊んで待っていました。正規メンバーではない親子も1組参加していましたが、どの子がビジターかわからないくらいなじんで一緒に遊んでいました。その様子から新しい人が参加しやすい開かれたサークルであることが良く分かりました。

はとぽっぽでは、いつでも体験参加OKだそうです。直接児童館へ気軽に遊びに行ってみてください。

 

小川さんのぶんハピ    国分寺歴15年

はとぽっぽ代表 小川祐子さん

身近な自然と新鮮な野菜

国分寺は都心へのアクセスが良いのに、自然が残っていて程よく田舎なところが良いですね。野菜の直売所が多く、とても新鮮な野菜を安く買えることもうれしいです。

 

取材:ぶんハピリポーター

 

基本情報

育児サークル はとぽっぽ

代表:小川祐子さん

連絡先:080-5035-5664

活動日時:毎週火・木 10:30~13:00過ぎ

主な活動場所:しんまち児童館