くるみギャラリー

様々なジャンルの作品を紹介
街の中にある貴重なアート空間

つい足を止めてしまう魅力的な外観

早稲田実業の道路を挟んで斜め向かいにある白い壁に個性的な窓、アイアンの看板が一際目を引く「くるみギャラリー」、思わず立ち止まり中を覗いてしまいます。木彫りの看板は、オーナー寺口恵子さんの手作り、看板の上のリスのオブジェは、立川にあるBONZE工房の赤川政由※(あかがわまさよし)さんの作品。
※赤川政由さんは、日本を代表する銅板造形作家。日本中の街のいたるところに彼の作品があります。工房のある立川ではたくさんの作品を見ることができます。

くるみギャラリーの「くるみ」には、寺口さんが“くるみ”を好きだったことと、一人でも多くの人が「くる」「みる」ギャラリーにしたいという想いが入っています。28年間、公立小中学校の美術の先生をされていた寺口さんが、定年を前にして「新しいことを始めたい。やるなら今だ」と早期退職し、「美術館のように敷居が高くなく、気軽にアートに触れられるような場所を街の中に作りたい」と2009年5月にギャラリーをOPENしました。
ここでは、寺口さん自身が好きな作品を選んで展示する企画展が中心です。今までの展示では、写真・書道・陶芸・ガラス工芸・ジュエリーなど幅広いジャンルから、多くの作家さんを紹介してきました。時には色々なところへ出向いて展示作品を探しに行く事もあるとか。展示を企画する時には、技術の素晴らしさよりも、個性的でオリジナリティがあるかどうかという点を大事にして、作品を選んでいるとのことでした。「若い人の作品も紹介し、ここから若い作家が育ってくれたら・・・」と寺口さん。

二階にあるアトリエでは、以前、子ども達を対象にした工作教室や、消しゴムハンコ、陶器のランプシェード作りなどを開催したそうです。現在は、展示内容に合わせたワークショップや不定期に絵画教室を行っています。将来、時間的な余裕が出来れば、子ども向けのワークショップなども、また開催していきたいそうです。
「くるみギャラリー」は、生活の中で気軽にアート作品に触れることが出来る貴重な場所です。作家と寺口さんが作る素敵なアート空間をいろんな方に楽しんで欲しいと思いました。私も今後の展示作品やワークショップをHPで定期的にチェックしていきたいと思います。

 

看板はオーナーによる木彫りのもの、 リスのブロンズ像は赤川氏の作品

今までに展示した作家さんの個性豊かな作品

 

オーナーの寺口恵子さん

寺口さんのぶんハピ  国分寺歴 28年

裏通りのお店を散策すること&「ラヂオキッチン」

国分寺の裏通りの細い道をぶらぶら歩き、すてきなお店を見つけた時は、HAPPYな気分になります。
また、くるみギャラリーの近くにある「ラヂオキッチン」もHAPPYなお店です。おいしい煮込み料理、カレー、サラダがワインによく合いますよ。

 

子連れのぶんハピポイント

寺口さんより「お散歩途中にちょっと寄っていく感じで気軽に来てほしい。壊れやすい展示の時もありますが、お子さんも歓迎です」とのことでした。是非、お子さんと一緒に行ってみて下さい。

 

 

取材:ぶんハピリポーター

 

お店情報

くるみギャラリー

TEL:042-312-2963

住所:国分寺市本町 2-18-16

営業時間:12:00~19:00 

定休日:火曜

アクセス:JR・西武線国分寺駅北口から徒歩5分

http://kurumi-kurumi.justhpbs.jp/


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●チェックポイント

※駐車場(ギャラリーの前に有料の路上駐車スペースあり)