Lacuna(ラクナ)

西国分寺のバール的カフェ
バリスタの本格コーヒーを味わいたい

一軒家の1階がお店 外観がとても可愛らしい

Lacuna(ラクナ)は、バリスタの小笠原光子さんが2013年5月、西国分寺駅から南に徒歩5分の住宅街にオープンしました。

※「バール」とは、イタリアでは朝から夜まで毎日気軽に立ち寄れる店で、エスプレッソや軽食、お酒をサービスする所。「バリスタ」はバールのカウンターでエスプレッソやお酒を作ってサービスする人。バリスタは接客のプロである。(日経トレンディネットHPトップバリスタ横山千尋氏のインタビュー http://trendy.nikkeibp.co.jp/lc/cover/090225_coffee_01/index2.html

店北欧テイストの木の家具で統一された店内

カフェの開店は、受験勉強中に喫茶店をよく利用した税理士のお母様と店長の小笠原さんの20数年越しの夢だったそう。「いろいろな人が勉強やおしゃべりに来られる喫茶店をいつか作りたい」というお母様の夢が、「一杯のコーヒーで人を幸せな気持ちにできる」ことに感動してバリスタを目指した小笠原さんの夢に重なり実現しました。カフェと自宅と会計事務所を併設できる今の物件に出会った頃、小笠原さんは第3子を出産したばかり。乳児連れで奔走する妹を見かねてお姉様の大藤了子さんもお店づくりに参加。オーナーはお母様、切り盛りは姉妹でというカフェが1年余りで出来上がりました。

お薦めのメニューは、ランチに付く天然酵母パンと木曜から土曜限定で作る2種類のスコーン(ジャムと生クリーム付きで450円)。どちらも小笠原さんの手作りで焼きたてが楽しめます。週替わりランチは、旬の食材(出来るだけ国分寺産で)を使い季節感を大切に、毎週メニューを作っているそうです。店内は、テーブル席だけでなく、カフェの本場イタリアに倣って作ったカウンターにてスタンディング(立ち飲み)でバリスタの小笠原さんが心を込めていれる本格コーヒーと手作りスイーツやフードが楽しめます。

週替わりランチは、天然酵母パンorごはんとドリンク付 950円

カフェタイムのドリンクは手作りクッキー付

カフェタイム(ランチタイムの11:30〜14:00以外の営業時間)のドリンクには、
すべて手作りクッキーが付きます。
これは、ドリンクにちょっとしたお菓子を添えると嬉しいというお母様のアイディアだそう。

席を立つとドアまで見送ってくれたお二人。お客様を大事にする気持ちが随所に感じられ、帰るときにまたすぐ来たいと思わせてくれます。大切な人だけにこっそり教えたくなるそんな素敵なお店です。

 

小笠原さんと大藤さんのぶんハピ  国分寺歴 約30年

店長の小笠原光子さん(左)と        お姉様の大藤了子さん(右)

国分寺のあちこちと自宅のベランダ

国分寺に生まれ育ったので「このお店が建つ前にあった塾によく通ったな」、「ここで木登りしたな」など、国分寺のどこを歩いてもちっちゃい思い出がいっぱいです。(小笠原さん)

ふと見上げるとちょっとした所でも星が見えるのが好きです。家のベランダから富士山が見える日はテンションが上がります。(大藤さん)

 

子連れのぶんハピポイント

優雅な空間でゆっくりオムツ替えが出来ます

「オムツ替えのできるカフェはあまりないと思います。赤ちゃん連れで気軽に来店してほしい」と3人の乳幼児のお母さんでもある小笠原さんからのコメント。シャンデリアが下がるゴージャスなトイレにオムツ替えベッドを設置したのは、妹の子育てを傍で見ていてママ達に少しでもゆったりしてもらえたらという大藤さんのアイディア。乳児連れのママのためにチェアーヨガでリフレッシュするイベントを開催したことも。今後は、子連れのママ達に楽しんでもらえるイベントをもっと増やしていきたいとのことでした。楽しみですね。

ベビーカーのままで来店OK。子ども用の椅子もあります。

 

取材:ぶんハピリポーター

 

 

 

 

お店情報

Lacuna(ラクナ)

TEL:042-312-0127

住所: 国分寺市泉町3-27-8

営業時間:10:00~17:00(ラストオーダー16:30)

定休日:日曜、月曜、祝日

アクセス:JR中央線・武蔵野線西国分寺駅南口から徒歩5分

 


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●チェックポイント
  おむつがえ   

ベーカリーハース

自家製天然酵母と国産小麦の焼きたてパンを
家族みんなで楽しみたい

小麦と自家製酵母の甘い香りに包まれた店内

国立駅北口にあるベーカリーハース。HPもブログもないお店は、開店して1年もたたないのに口コミで開店前からお客さんが並び、早いときはお昼過ぎには売り切れてしまうほどの人気店に。人気の秘密を探るべくベーカリーハースの店主、杉山次郎さんにお話しを伺いました。

 

――お店のオープンはいつですか?

2013年6月21日です。

 

――店名の由来は?

一般的に、ハード系のパンを総称して「hearth」といいます。本来の意味は暖炉辺、炉床、比喩的に家庭、団らんという意味もあります。
ハースのパンを家族みんなで食べて欲しいという意味も込めています。

 

30種類のパンはどれもリピートしたいおいしさ

――お店をはじめたきっかけを教えてください。

いつか自分でお店をやってみたいと思っていましたが、何のお店をやるかと言うことは決めていませんでした。
実は、奥さんがパン好きで、休日に一緒にパン巡りをしているうちに、いつの間にか自分もパン好きになっていました(笑)。5年前に会社を辞めて、パン職人になるべく天然酵母を扱うパン屋さんで働きながらパン作りを一から学びました。

 

――お店のパンの特徴

国産小麦粉と塩と自家製の天然酵母で12種類の生地を作り、15時間発酵させて焼いています。パン生地に卵は一切使わず、砂糖もほとんど使わないで、酵母のもつ甘みを生かしています。常時、ハード系のパンを中心に約30種類のパンを作っています。

 

カンパーニュ(ホール 880円、1/4 220円)

――イチオシパンとお勧めポイント

イチオシパンは、カンパーニュです。粉の配合が難しいパンなのですが、毎回約5種類の小麦粉を配合して作っています。それぞれの粉の持つ風味や食感を楽しんでください。

※通常1/4で販売していますが、前日に予約すればホールで購入することも可能。

 

――リポーターのいちおしパン

ジャガイモのフォカッチャ(170円)

私が、気になるパンはたくさんありすぎて一つに絞り込むのに時間がかかりました。悩んだ末に選んだのは、フォカッチャ。生地にジャガイモが練り込んであるのでしっとりとして美味しいです。
仕上げに岩塩、ローズマリー、オリーブオイル(全て私の好きなもの)がのせてあります。一度食べたらリピートしたくなるパンです。

 

杉山さんのぶんハピ  国分寺歴 36年

店主 杉山次郎さん(右)奥様の美津恵さん

子どもと一緒に行く近くの公園

休日に子どもと一緒に近くの公園に遊びに行きます。
子どもと一緒に過ごすのが僕のぶんハピですね。
国立の北側は小さい公園しかないのがちょっと残念です。

美津恵さんのぶんハピ  国分寺歴 7年

お鷹の道周辺

子どもが小さい頃によく遊びに行きました。緑が多くて小川が流れているところがいいですね。

 

 取材:CHEERS

 

 

お店情報

ベーカリーハース

TEL:042-511-3682

住所:国分寺市光町1-37-17

営業時間:11:00~売り切れるまで

定休日:日曜・月曜・木曜

 


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Gemütlich(ゲミュートリッヒ)

住宅地にある小さな天然酵母のパン屋さん

 

ヨーロッパのようなお店の外観

連雀通り沿いにあるゲミュートリッヒは、お食事パンをメインにパンと焼き菓子を販売する小さなお店です。
店主の伊藤幸代(いとう さちよ)さんにお話を伺いました。

 

――お店のオープンはいつですか?

2005年2月25日です。

 

――店名の由来

ドイツ語で「居心地の良い」という意味です。子どもの頃ドイツに5年間住んでいたことがあり、ドイツ語の中で一番好きな言葉です。居心地の良い場所・お店にしたいという気持ちを込めてつけました。

 

パン以外に焼き菓子なども販売

――お店をはじめたきっかけ

市内のパン屋さんで働いていた時に、あこ天然酵母※を使ったリュスティック※の講習会に参加しました。そこで使用したkyuhan(キュウーハン)の釜※がとても気に入り、自分で購入したくなりました。しかし、その時住んでいたマンションのキッチンには家庭用の釜でさえ入れられず一時断念。その後、現在の戸建に引っ越す時に業務用を購入してお店をオープンしました。

※ あこ酵母は天然酵母によくある「すっぱい」「独特の発酵香」などの「クセ」を抑えた酵母で、あこ酵母 で焼いたパンは、小麦粉・酵母・塩・水だけでもふっくらとして噛めば噛むほど美味しい

※リュスティック フランスパンの一種。水分量の多い生地なので成形せず焼くため不揃いな形になる。リュスティックとはフランス語で「田舎風」という意味。

 

――お店のパンの特徴は?

あこ天然酵母100%使用。菓子パンの生地にも使用しています。

 

リュスティック (1個200円)

――イチオシパンとお勧めポイント

イチオシパンは、リュスティックです。フランスパンよりも水分の多い生地を、やさしくこねて成形せず焼いたパンなので、手を加えない分、粉の風味が生きています。

 

――伊藤さんの好きなパン屋さんを教えてください。

ゼルコバ(立川)、ブロートハイム(世田谷)、ビゴの店(鷺沼)です。

お店の名前はドイツ語ですが、住宅地なのでドイツパンに限定せず、お客さんの需要にあわせて、あんぱんやフランスパンなどもあります。天然酵母パンは値段が高いというイメージがありますが、食パン1斤280円で、お手頃な値段設定だと思いました。天然木の明るいベージュ色を基調としたお店は、店名通り居心地の良い空間でした。

私が気になったパンは、1個100円のカステラパンです。

自家製カステラが中に入っていて、パン生地との歯ごたえの違いが何とも不思議で面白いパンです。ほんのり甘くて、お子さんのおやつにピッタリ。お値段もうれしい!

 

カステラパンの外観

パンを切ると中にカステラが

 

伊藤さんのぶんハピ  国分寺歴 17年

オーナー伊藤幸代さん

お鷹の道と野菜の直売所

自然が残るお鷹の道と野菜の直売所でとれたての新鮮な野菜を買えるのは幸せですね。

 

取材:ぶんハピリポーター

 

 

 

お店情報

Gemutlich(ゲミュートリッヒ)

住所:国分寺市本多2-12-21

営業時間:11:00~19:30

(木曜のみ 14:00~)

定休日:日曜・月曜

*駐車場なし


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くろねこ軒

「びっくりするような美味しさ」を追求する
オーダーを中心にしたお菓子工房

おうちの前の「くろねこ軒」の看板

くろねこ軒は、静かな住宅街の一角にあるお菓子工房です。時々、お菓子を買いに来る方もいるようですが、オーダーがメインなので、お店のようにショーケースにケーキは、並んでいません。ただ、月に一度開催する「マルシェ」の日だけは店頭でお菓子の販売があり、カフェもオープンするちょっと不思議な工房です。

オーナーの池谷信乃さんが作るお菓子は、マルシェやイベントですぐに売れ切れてしまうほど人気ですが、実は、お菓子づくりは全て独学なのだそうです。「誰かに師事しなかった分、随分遠回りしましたが、そのお陰でこつこつと自分の好きなお菓子だけを作ってこられたかもしれない」とのこと。

「マルシェ」で販売される  たくさんのお菓子

15年ほど前に自宅でお菓子教室を開きたいと国立から現在の場所に移り、当初は、お菓子教室と並行して、国立のカフェなどに焼き菓子を卸していたそうです。その後、月に1度、自宅前で「マルシェ」を開くようになり、さらに遠方から「マルシェ」に来たお客さんに「作りたてのお菓子をここで食べたい」と言われたことがきっかけで、「マルシェ」に合わせて自宅のリビングを月1回、カフェとしてOPENすることになったそうです。ご自宅は、床や壁など全てにご夫婦の手が加えられ、カフェとなるリビングは、とても居心地の良い空間でした。お菓子教室もリビングで開かれています。

月に1度の「マルシェ」以外に「くろねこ軒さんのお菓子を食べたい!」ときは、毎月1日に開店するネットショップでお菓子を買うことが出来ます。ホームページ上にその月のお菓子が約8種類ほど並び、注文したお菓子は、約10日後、直接工房に取りに行くかまたは宅配便で受け取ります。その他には毎月1回開催のノルブリンカさんのカフェや年に数回出店する近隣のイベントなどでも買えます。もちろん、焼き菓子やバースデーケーキなどは、メールにて直接オーダーすることも出来ます。

リビングに飾られたアンティークな小物や 食器類も必見

ウエディングケーキやバースデーケーキなど記念になるケーキやお菓子をオーダーでたくさん作ってきた池谷さんがいつも大事にしていることは、「作ったものを一番美味しい状態で食べてもらう」ということ。お菓子は、出来るだけ早く食べた方がいいものや少し時間をおいた方が美味しいものもあります。そのお菓子が一番美味しい時に提供したいとの思いが、オーダーをメインにしている理由だそうです。お菓子を食べた方が「あまりにも美味しくてびっくりした」と言ってもらえるよう「これからも、ベーシックなものをより美味しく味わってもらうにはどうしたらいいかということを、とことん追求していきたい」とおっしゃっていました。

オーダーで作成したオリジナルの   バースデーケーキ

最後に池谷さんから「マルシェがオープンする11時にお客様が集中していらっしゃるので、毎回お待たせしてしまい申し訳なく思っています。せっかく来ていただいて売り切れのときは、大変申しわけないのですが、日によっては午後でも品物が残っていることもあります。懲りずに午後からでも散歩がてらお出かけくださるとうれしいです」とのことでした。

やさしい語り口で、お菓子作りについての思いを語ってくださった池谷さん。美味しいお菓子の秘密が少しわかったような気がしました。「普段は、ロックを大音量で聞いて一緒に歌いながらお菓子作りをしています。」という物静かな池谷さんからは、想像できない意外な一面も知ることが出来ました。お菓子教室には、お菓子作りが初めてという方も大勢いらっしゃると聞いて、私もいつか習ってみたいと思いました。

 

池谷さんのぶんハピ  国分寺歴 17年

光町や北町でのバードウォッチングと、並木町のしだれ桜

看板猫のヨクサル君 

 家からすぐ近くの住宅街の一角にしだれ桜がきれいに咲いているところがあります。春には、そこを散歩するのが好きです。また、バードウォッチングも好きで、毎年光町の栗林や北町の愛宕神社の方に巣をつくりにくるふくろうの声を聞きに行くのを楽しみにしています。

 

子連れのぶんハピポイント

ヨクサル君(左)とキャトル君(右)

マルシェやカフェで、小さなお子さん連れの方をときどき見かけます。駐車場はないのですが、マルシェの日だけ、臨時駐輪場を用意してくださるので、自転車での移動がおすすめです。マルシェ以外の日は、お店には、お菓子はおいていませんので、気をつけてください。マルシェは、お菓子以外に、天然酵母のパンも販売されています。販売されるパンは、月によって変わりますので、どんなパンに出会えるかは、当日のお楽しみ。

 

取材:ぶんハピリポーター

 

 

お店情報

お菓子工房 くろねこ軒

TEL:042-301-3338

住所:国分寺市新町3-26-28

営業時間:

マルシェ&カフェ 11:00~売り切れまで

第三もしくは、第四日曜

※HPレッスンのページで要確認

ネットショップ 毎月1日8:00~

注文数に達したところで受け付け終了

なお、8、9月は、マルシェ、カフェ、ネットショップともお休みになります。

アクセス:JR国立駅北口よりバス

「北町公園」行き 「変電所前」下車徒歩2分

「けやき台団地」行き 「第三中学入り口」下車徒歩6分

http://kuronekoken.com


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●チェックポイント
*駐輪場有り