くろねこ軒

「びっくりするような美味しさ」を追求する
オーダーを中心にしたお菓子工房

おうちの前の「くろねこ軒」の看板

くろねこ軒は、静かな住宅街の一角にあるお菓子工房です。時々、お菓子を買いに来る方もいるようですが、オーダーがメインなので、お店のようにショーケースにケーキは、並んでいません。ただ、月に一度開催する「マルシェ」の日だけは店頭でお菓子の販売があり、カフェもオープンするちょっと不思議な工房です。

オーナーの池谷信乃さんが作るお菓子は、マルシェやイベントですぐに売れ切れてしまうほど人気ですが、実は、お菓子づくりは全て独学なのだそうです。「誰かに師事しなかった分、随分遠回りしましたが、そのお陰でこつこつと自分の好きなお菓子だけを作ってこられたかもしれない」とのこと。

「マルシェ」で販売される  たくさんのお菓子

15年ほど前に自宅でお菓子教室を開きたいと国立から現在の場所に移り、当初は、お菓子教室と並行して、国立のカフェなどに焼き菓子を卸していたそうです。その後、月に1度、自宅前で「マルシェ」を開くようになり、さらに遠方から「マルシェ」に来たお客さんに「作りたてのお菓子をここで食べたい」と言われたことがきっかけで、「マルシェ」に合わせて自宅のリビングを月1回、カフェとしてOPENすることになったそうです。ご自宅は、床や壁など全てにご夫婦の手が加えられ、カフェとなるリビングは、とても居心地の良い空間でした。お菓子教室もリビングで開かれています。

月に1度の「マルシェ」以外に「くろねこ軒さんのお菓子を食べたい!」ときは、毎月1日に開店するネットショップでお菓子を買うことが出来ます。ホームページ上にその月のお菓子が約8種類ほど並び、注文したお菓子は、約10日後、直接工房に取りに行くかまたは宅配便で受け取ります。その他には毎月1回開催のノルブリンカさんのカフェや年に数回出店する近隣のイベントなどでも買えます。もちろん、焼き菓子やバースデーケーキなどは、メールにて直接オーダーすることも出来ます。

リビングに飾られたアンティークな小物や 食器類も必見

ウエディングケーキやバースデーケーキなど記念になるケーキやお菓子をオーダーでたくさん作ってきた池谷さんがいつも大事にしていることは、「作ったものを一番美味しい状態で食べてもらう」ということ。お菓子は、出来るだけ早く食べた方がいいものや少し時間をおいた方が美味しいものもあります。そのお菓子が一番美味しい時に提供したいとの思いが、オーダーをメインにしている理由だそうです。お菓子を食べた方が「あまりにも美味しくてびっくりした」と言ってもらえるよう「これからも、ベーシックなものをより美味しく味わってもらうにはどうしたらいいかということを、とことん追求していきたい」とおっしゃっていました。

オーダーで作成したオリジナルの   バースデーケーキ

最後に池谷さんから「マルシェがオープンする11時にお客様が集中していらっしゃるので、毎回お待たせしてしまい申し訳なく思っています。せっかく来ていただいて売り切れのときは、大変申しわけないのですが、日によっては午後でも品物が残っていることもあります。懲りずに午後からでも散歩がてらお出かけくださるとうれしいです」とのことでした。

やさしい語り口で、お菓子作りについての思いを語ってくださった池谷さん。美味しいお菓子の秘密が少しわかったような気がしました。「普段は、ロックを大音量で聞いて一緒に歌いながらお菓子作りをしています。」という物静かな池谷さんからは、想像できない意外な一面も知ることが出来ました。お菓子教室には、お菓子作りが初めてという方も大勢いらっしゃると聞いて、私もいつか習ってみたいと思いました。

 

池谷さんのぶんハピ  国分寺歴 17年

光町や北町でのバードウォッチングと、並木町のしだれ桜

看板猫のヨクサル君 

 家からすぐ近くの住宅街の一角にしだれ桜がきれいに咲いているところがあります。春には、そこを散歩するのが好きです。また、バードウォッチングも好きで、毎年光町の栗林や北町の愛宕神社の方に巣をつくりにくるふくろうの声を聞きに行くのを楽しみにしています。

 

子連れのぶんハピポイント

ヨクサル君(左)とキャトル君(右)

マルシェやカフェで、小さなお子さん連れの方をときどき見かけます。駐車場はないのですが、マルシェの日だけ、臨時駐輪場を用意してくださるので、自転車での移動がおすすめです。マルシェ以外の日は、お店には、お菓子はおいていませんので、気をつけてください。マルシェは、お菓子以外に、天然酵母のパンも販売されています。販売されるパンは、月によって変わりますので、どんなパンに出会えるかは、当日のお楽しみ。

 

取材:ぶんハピリポーター

 

 

お店情報

お菓子工房 くろねこ軒

TEL:042-301-3338

住所:国分寺市新町3-26-28

営業時間:

マルシェ&カフェ 11:00~売り切れまで

第三もしくは、第四日曜

※HPレッスンのページで要確認

ネットショップ 毎月1日8:00~

注文数に達したところで受け付け終了

なお、8、9月は、マルシェ、カフェ、ネットショップともお休みになります。

アクセス:JR国立駅北口よりバス

「北町公園」行き 「変電所前」下車徒歩2分

「けやき台団地」行き 「第三中学入り口」下車徒歩6分

http://kuronekoken.com


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●チェックポイント
*駐輪場有り

クローバー

ハンデのあるお子さんの一時預かり
地域に開いた交流の場として運営

アパートの裏の畑を通して     近所の農家の方と交流も

クローバーは、2011年の夏からNPO法人グリーンハートが、国分寺市から委託されて運営する障がいのあるお子さんの一時預かり事業です。「ハンデのある子どもとその家族が家庭内で煮詰まらないよう、もっと周囲の人たちとつながることができたらという思いで始めた」とおっしゃる理事長の本間浩子さん。ご自身が、知的障がいのある息子さんを育ててきたことや国分寺で歴史あるNPO法人「国分寺市手をつなぐ親の会」※での役員経験などを生かして、支援を受ける側の人たちに寄り添い、地域と連携した活動を展開しています。

クローバーでは、預けられるお子さんの条件があり、事前登録が必要。一日に預かれる定員は、3名だそうですが、市の事業なので各家庭の経済状況に応じ、負担のない料金で利用できます。子どもたちを見守る有償ボランティアのスタッフは、福祉の勉強をする学生さん、介護ヘルパーの資格を持つ方、子育てがひと段落した主婦の方など様々です。

事務所入口のドアにかけられた かわいい看板

普段、子どもたちは、事務所の隣にある保育スペースでおもちゃを使って遊んだり、ビデオやテレビを見たりと思い思いに保育者と過ごします。また、子どもたちの興味が広がるよう地域の方の協力を得て、子どもたちの目の前で粉から打って作ったうどんを一緒に食べたり、月に1回開く英語のクラスなどを企画しています。色々な体験を通して、地域の人との交流する機会をつくるように心がけているそうです。

現在、国分寺市の委託事業により一時預かりの実施対象者が、障がい者手帳や医師の診断書のある子どものみになっています。小さいお子さんではなかなか医師の診断がつかないこともあり、「今後は、発達が気になるお子さんたちも預かれるようにしていきたい」とのことでした。

二間続きのスペースでゆったり  遊べます

本間さんたちは、クローバーの事業を始めてから障がいや発達に不安のある小さい子どもをもつ親御さんたちが、地域の人とつながりたい、もっと話をしたい、と思っていることを改めて実感したそうです。そうしたニーズにこたえられるよう「これからも新しい事業を形にしていきたい」とおっしゃっていました。

クローバーは、子どもの成長を地域の色々な方に見守ってもらえて、交流もでき、とても頼りになる場所だと思います。新しい人との関わりが増えると、子どもたちも毎日の生活がちょっと新鮮に感じられるようになるのではないでしょうか。本間さんをはじめ、職員の皆さんは経験豊富で明るい雰囲気です。一時預かりに興味のある方は、グリーンハートにお気軽に問い合わせてみてください。

※NPO法人「国分寺市手をつなぐ親の会」は、知的障がいをもつ子どもの親が子どもを取り巻く社会と積極的に関わり合い、子ども自身が社会の一員として生きていくことが出来る基盤づくりをするために親たちが協力し、活動している団体です。

 

本間さんのぶんハピ 国分寺歴 約24年

理事長 本間浩子さん

グリーンハートの厨房でのお弁当作りと

自宅で趣味に没頭している時

厨房でのお弁当づくりは楽しいです。

趣味は内緒です。

ブログを見ればすぐバレてしまいますが…(笑)。

 

 

 

子連れのぶんハピポイント

第2・第4水曜10:00~12:00に障がいのあるお子さんを対象にしたおやこひろば「オリーブ」を開催しています。「子育ての悩みや心配事を抱える親御さんが、障がいのある子を育てた先輩お母さんや経験豊富なメンバーが話を聞いて、一緒に考え支えになれたら」という思いで活動されています。発達が気になるお子さんについても相談に乗ってくださるそうです。

お弁当は、主菜1品、副菜2品とお漬け物に    お味噌汁がついて500円

年に4回、手作り品や衣類を販売するオープンイベント「マルシェ」があります。中古品でも状態のよいものが多いそうです。マルシェ開催中には、ビュッフェ形式のお得なランチもあり、毎回好評とのこと。

また、2011年の11月から「よつば亭」という名称で手づくり弁当の販売が始まりました。毎週火曜と木曜の11:30から事務所の向かいにある厨房からお弁当を販売中です。お昼ご飯に利用してみて下さい。

 

取材:ぶんハピリポーター

 

 

 

施設情報

特定非営利活動法人 グリーンハート

TEL/FAX:042-304-0800

住所:国分寺市西恋ヶ窪4-29-6サンハイツ103

一時預かり「クローバー」

月曜から土曜 9:00〜18:00

おやこひろば「オリーブ」

第2/第4水曜 10:00〜12:00

定休日:日曜・祝祭日・年末年始

アクセス:西武国分寺線 恋ヶ窪駅から徒歩5分

http://greenheart-treehouse.jimdo.com

http://gureenheart.jugem.jp/

 



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●チェックポイント
おむつがえ