国分寺ジュニアミュージックシアター

合唱からオペラ、ミュージカルまで
音楽の力で心を育てる児童合唱団

2014年春のミュージカル公演「シンデレラ」

2014年で活動10周年を迎えた国分寺ジュニアミュージックシアター。合唱指導をされている庄司由美子先生と代表の田中由季子さんにお話しを伺ってきました。同団体は、児童合唱と子どもミュージカルの団体として、市民音楽祭や公民館でのコンサートなど市内外問わずたくさんの行事に参加しているので、その歌声を聴いたことがある方もいるかもしれません。

 

わらべうたからドイツ語の楽曲まで 自由自在に歌う子どもたち

発足のきっかけは、2004年度国分寺市主催・文化庁助成事業の子ども文化体験プログラム支援事業で、市内から公募した小中学生40名による「ミュージカル・ドレミの歌」の開催です。

数ヶ月のレッスンを積んで発表したミュージカルは、「学芸会レベルではなく、子どもたちに本物の舞台体験を」という思いを込めたものだったそうです。

ミュージカル公演終了後、「来年もミュージカルをやりたい!」「もっとみんなと合唱を続けたい!」という子どもたちの熱い思いに動かされ、指導に当たっていた庄司先生や当時の保護者達で2005年春に自主グループとして立ち上げられました。

レッスンは第4小学校の音楽室などで毎週土曜

現在は小学生を中心に3才から中学生までの30名、卒団したメンバーが中心の高校生と大学生のシニアクラスを含めると約40名で活動しています。

在籍している子どもたちは国分寺市内在住に限らず、近隣の小平市や小金井市、町田市などから通っている子もいるそう。兄弟で入っている子も多いとのことでした。

美しく楽しく歌うことを大切にし、まずは「みんなで歌うって気持ちがいい」という実感を子どもたちに伝えたいと庄司先生。

幅広い年齢の子どもたちが一緒に活動しているシアターでは、10年間の活動で小学校低学年だった子が中学生になりました。「歌やダンスのレッスンを通じてお姉さんたちに教えてもらったことを自然と下の子たちに伝えていく、緩やかで優しい文化が根付いているように感じられます。」と話してくれたのは代表の田中さん。二人のお子さんがシアターで活動し、成長していく姿を見てきたからこその言葉だと思います。

2014年9月に行われた10周年記念コンサート

合唱やミュージカルだけでなく、オーケストラとの共演や演奏会形式のオペラの舞台も経験してきたシアターの子どもたち。毎年ドイツやイタリアの楽曲を原語で歌うことにも挑戦してきました。シアターの選抜メンバーは、歴史ある東京少年少女合唱隊と一緒にサントリーホールの舞台に立ったこともあるそう。

「この時期の子どものエネルギー、吸収力は素晴らしいものです。何年経っても体に残る質の良い本物を子どもたちの体に植え込んであげたい」と庄司先生は言います。レッスン中も本番も、子どもたちをプロとして扱うことを意識しているのだとか。「数多くの舞台を経験することで子どもたちの中に自信が育まれていきます。たとえ失敗やトラブルがあったとしてもそれが次へのステップに繋がっていくのです」。

本格的なダンスのレッスンは幼児も一緒に

練習は毎週土曜日。小学校2年生までは幼児と一緒に歌やリトミックなどを1時間ほど行い、幼い子どもたちが楽しいと感じるレッスンを目指しています。小学生になると練習時間はなんと3時間。途中に何度か休憩を挟みますが、その集中力には驚かされました。月に一度、専門の先生が来て本格的なダンスレッスンをする日もあります。定期公演前はミュージカルの稽古が佳境に。中身の濃い時間が流れるそうです。レッスンを見学させてもらうと、クラシックの楽曲を原語で流暢に歌う大人顔負けの姿とはうらはらに、休憩時間のリラックスした子どもらしい表情が印象的でした。

毎年行っている定期公演では、合唱だけでなくミュージカルにも取り組んでいます。「シンデレラ」「不思議の国のアリス」「くつやとこびと」「ヘンゼルとグレーテル」などの親しみやすいストーリーを歌とダンスで表現するミュージカル。現在最上級生の二人に話を聞くと、みんなミュージカルで役を演じるのが大好きなのだそう。このシアターでは学校では学べないことがたくさんあると言います。ここでのレッスンが息抜きの場所にもなっているのだとか。「いろいろな年齢の人たちと一緒に歌えるのがとても楽しい。興味のある人はぜひ一度体験に来て下さい。」と笑顔で話してくれました。

現在中学2年生の阪千宝さんと田中彩夏さん

そして定期公演など当日のお手伝いはもちろん、先生とのやり取り、練習場所の手配と団員への連絡、会計業務などシアターの運営には保護者の協力が欠かせません。役員を中心にお父さんお母さんたちの力で活動を支えています。

童謡からクラシックの名曲まで幅広く美しい歌声を聴かせてくれるシアターの子どもたち。その裏には時に厳しく、時に優しく子どもたちを導く指導者と、その指導に信頼を寄せ活動をしっかりサポートしている保護者たちの姿がありました。両者に温かく見守られ、音楽を通じたくさんのことを吸収し成長している子どもたちの素直さと明るさの源泉をかいま見て、清々しい気持ちになりました。

機会があればぜひその歌声を聴いてみて下さい。一生懸命なその姿と澄んだ声に心洗われることと思います。

 

庄司さんのぶんハピ 国分寺歴約50年

合唱指導の庄司由美子さん

いずみホール

子どもたちと一緒に何度も上がってきたいずみホールの舞台は、私にとってもホームグラウンドのような存在です。子どもたちもここではリラックスして歌えるようで、いつもにも増してのびのびとした歌声に感じるほどです。

 

田中さんのぶんハピ 国分寺歴約18年

代表を務める田中由季子さん(左から二人目)と役員の皆さん

七重の塔跡

史跡公園の奥のあたりは私にとってのパワースポット。心が落ち着く場所です。
鷹やフクロウなどを飼っている方が集まって鳥を飛ばしていることもあり、その様子は一見の価値ありです。

 

取材:ぶんハピリポーター

施設情報

国分寺ジュニアミュージックシアター

連絡先:080-5430-9204

練習場所:第四小学校、本多公民館、ひかりプラザ他

練習日:毎週土曜(変更する場合あり)

時間:13:00〜17:00(幼児クラスは13:00〜14:00)

入会金:1000円

月謝:5000円(幼児)、7000円(小、中、高校生)

Email: kjmt.musik-2005@ezweb.ne.jp

http://kjmt.jimdo.com/

現在、女子がほとんどですが、男女問わず団員を募集しています。(募集対象は、幼稚園年少から小学校6年生まで)レッスンは随時見学可能ですので、興味のある方はご連絡ください。

 


大きな地図で見る