プレイセンター ピカソ

ニュージーランド生まれのプレイセンター
子育てを共に学び、親子で成長する遊び場

活動中は入り口にピカソの看板がかかっています

活動中は入り口にピカソの看板がかかっています

プレイセンター ピカソは、ニュージーランドで生まれたプレイセンターの活動を日本で初めて実践したグループです。活動拠点は、五日市街道沿いにある国分寺野中神明宮の共益公会堂内です。

ここで毎週2回(月曜と金曜)活動しています。また、毎月第1土曜は、近くの並木公民館にて学習会も行っています。

 

 

ピカソの立ち上げメンバーであり、今もこの活動を支えている、スーパーバイザーの足立隆子さんと海田みどりさんにお話を伺いました。

国分寺野中神明宮の鳥居をくぐって右手の建物が活動場所

国分寺野中神明宮の鳥居をくぐって右手の建物が活動場所

プレイセンターを知ったきっかけをお聞きすると「新聞でニュージーランドのプレイセンターに関する記事で初めて知りました」と足立さん。ちょうど足立さんが、母親へサービスを提供し、母親はサービスを受けるお客さんという状況になっている子育て支援のあり方に疑問を感じていた時期だったこともあり、子育て中の母親が主体的に運営に関わり、活動するというプレイセンターに興味を持ったそうです。

記事で紹介されていたスーパーバイザーの養成講座に、海田さんと一緒に参加。その後、足立さんの地元である小平市内でお試しの活動を行い、現在の活動拠点である国分寺市で2002年9月から正式にスタートしました。

*プレイセンターとは
ニュージーランド生まれの乳幼児と親のための遊び場です。活動の柱は

①子どもの自由な「遊び」

②親による自主運営

③親たちの学習会、の3つ。

プレイセンターには子育ての先輩(スーパーバイザー)がいて必要なサポートをします。困ったことがあってもみんなで話し合い、解決の糸口を考えます。

「今の日本は、学校で何でも教えてもらうのが当たり前の社会になっていますが、子育てだけは学校で教えてもらえません。そのため、子育てが苦になっているお母さんがたくさんいます。ピカソは子どもを育てる団体ですが、お母さんが親としてどうすべきかを学ぶ場でもあります。その結果として家族が一緒に成長することができます」と足立さん。

取材時は、みんなでお昼ご飯を食べる日だったようで、子どもたちもカレーに入れる野菜の型抜きをお手伝い

取材時は、みんなでお昼ご飯を食べる日だったようで、子どもたちもカレーに入れる野菜の型抜きをお手伝い

ニュージーランドではプレイセンターは、親の生涯教育+子どもの遊び場として位置づけられた活動です。ピカソではプレイセンターの理念に基づいて国分寺の地域にあわせた内容で活動しています。

普段の活動は、40畳もある広い和室にお絵かきコーナー、絵本コーナー、木のおもちゃコーナーなどを参加した母親達が設置、子どもは自分の好きなところへ行って、自由に遊びます。時には、母たちが自分の得意なことで先生となり講習会を行うこともあるそうです。教えてもらう側は学ぶ楽しさが、教える側は社会で役にたったという満足感を得ることができるよい機会になっているそう。

また、神明宮近くにある市民農園を借りて、野菜の栽培を行っているとのこと。作業は主に大人が担当するそうですが、子どもたちにとって、野菜の生長を観察したり、収穫を手伝うなど貴重な体験の場になっています。そして収穫したものをみんなで食べられるのは何よりの贅沢です。市民農園を通じて地域の人との交流にも繋がっているそうです。

子どもたちは40畳の和室でのびのび遊ぶ 手前はテントの引っ張りあい 奥ではお絵かき

子どもたちは40畳の和室でのびのび遊ぶ
手前はテントの引っ張りあい 奥ではお絵かき

今後の目標をお二人にたずねたところ「ピカソは10年以上活動が続いているので、母たちも自分がどのように動くべきか心得ていて、だんだんとプレイセンターのあるべき姿に安定してきました。ここを卒業してスーパーバイザーになった母親が私達以外に3名になりました。そろそろスーパーバイザーの世代交代をしていきたい」と足立さん。

海田さんは、「現在、日本に13箇所あるプレイセンターの数をもっと増やして、集団で子育てする環境を作っていきたい」とのことでした。

「ピカソに興味をもってくださった方には、まず、子育てを一人で頑張りすぎずに子どもと楽しくすごすことをここで体験してもらい、遊ぶことの底力に気付いてほしいですね。気軽に遊びに来てください」とのことでした。体験は、6回まで無料だそうです。

取材は、子どもたちが自由に遊んでいる部屋の中で行いました。
子どもが一人で上手くできないことがあると、近くにいる親以外の大人がさりげなくお手伝いする場面も。週2回の活動で顔を合わせているためお互いをよく知っていて、まるで大家族のようでした。あるママが、「ここにいると子どもを怒らなくてすむんです」と言っていたのが印象的でした。

 

足立さんのぶんハピ 国分寺歴 13年

子どもたちの絵を背に足立隆子(右)海田みどりさん(左)

子どもたちの絵を背に足立隆子(右)       海田みどりさん(左)

国分寺の近代的なところとのどかなところ

国分寺市内には、国分寺駅付近の近代的なところと、神明神社付近ののどかなところの両方あるのがいいですね。

 

海田さんのぶんハピ 国分寺歴 13年

国分寺の地元愛

国分寺市は市民活動に理解があってありがたいです。市民の方々が地元愛を持っているのもいいですね。

 

取材:ぶんハピリポーター

 

 

基本情報

プレイセンター ピカソ

活動場所:国分寺野中神明宮 共益公会堂

住所:国分寺市北町1-13-1

TEL:080-3080-1981(海田)

活動日時:月・金 10:00~12:00 第4金曜は午後まで遊ぶ日

水曜は小平中央公園で遊ぶ日、第1土曜は学びあい(並木公民館)

会費:入会金3000円(教材費含む)

月会費1500円/一家族(会場費・暖房費・駐車場代含む)

※6回まで無料で体験ができます

*赤ちゃん連れ特別料金(月会費無し)

生後6ヶ月まで 1回200円

生後7ヶ月~1歳まで 1回200円+月500円

ベビーチケット(200円×10枚つづり)を購入して参加したときに受付に渡す

ホームページ:http://www.geocities.jp/pica_beans/

●チェックポイント
 おむつがえ 
*駐輪スペース有、洋式トイレあり。駐車場あり(1台200円、ピカソ会費から支払い)

プレイセンター小さな森

子どもの遊びを通して親子で育ち学び合い
みんなで協力して運営する会員制サロン

シンボルツリーのような甘夏みかんの木は みんなで収穫してジャムに

住宅街の一角で遊ぶ子どもたちとそれを見守る母親たちの姿。近づいてみると、和やかな雰囲気の中、笑顔で応じる人たちの輪は、プレイセンター小さな森の活動中の親子たちでした。

プレイセンター小さな森は、保育士、中学・高校のスクールカウンセラーを経て、地域の子育て支援をしたいと考えた代表の渡辺金子さんが5年前に自宅を開放して立ち上げた「親たちによる子育て活動サロン」です。

設立前に参加した幼児教育視察の旅でカナダ、ドイツ、ニュージーランドなどの幼児教育先進国を回られたそうです。その際訪れたニュージーランドで出会ったのが、プレイセンター※という子育て支援のシステム。「“学び合い”という理念に共感して、是非自分の活動に取り入れたい」と帰国後、日本プレイセンター協会でスーパーバイザーの資格を取得されました。

路地で遊べるのは 近所のみなさんの理解あってこそ

※プレイセンターとはニュージーランド生まれの幼児教育活動。60年以上の歴史を持つ。「乳幼児に豊かな遊びの環境を与える」「親を支え親の力を引き出す」という理念を共有して活動する。

(日本プレイセンター協会パンフレットより抜粋)

小さな森は会員制です。週に一回通い、大人も子どももお互いをニックネームで呼び合います。その日の活動(手遊び、わらべ歌、読み聞かせ、お絵かき、粘土など)をおおまかに決めていますが、子どもたちが「これで遊びたい」というものがあればその気持ちを尊重し、大人はそれをサポートして、子どもの自発性を大切にしています。

お絵かきしたら自分でお掃除、ゴシゴシ

「子どもの遊びは、学びです。ここでは、 自分で“主体的に遊ぶおもちゃ”を用意しています。」とおっしゃる渡辺さん。おもちゃコンサルタントの資格も持つ渡辺さんが、選んだおもちゃや手作りしたおもちゃで遊ぶことができます。

また、豊かな遊びを提供するためにおもちゃや子育て関連の本の貸し出しも行っています。そして月に一回、親たちで、子どもの遊びや親の関わり方など、毎回、興味のあるテーマを選んで学び合う勉強会も行っています。

大人もつい遊びたくなる手作りのキッチンは 男の子にも人気

こうしてここでメンバー同士が共に成長するうちに、プレイセンターの時間内で歯医者へ行きたい時や、近くへちょっと買い物に行きたい時などに子どもを預け合う信頼関係が築かれるそうです。「都市化が進むと人間関係も希薄になりますが、うちでは、自然に子どもの預け合いができる関係になります。私は、子育て支援は地域支援だと思って活動しています」と渡辺さん。

近所で伐採された桜の木をもらって手作りした「ひっつき虫」のおもちゃ

今後について伺うと、「プレイセンターのスーパーバイザーの資格を取ったお母さんが既に6人います。彼女たちの力を地域に生かせる場をつくっていければ」とおっしゃっていました。

もうすぐ3歳になる娘は、取材中、指先を使うおもちゃや粘土で夢中になって遊んでいました。初めてお邪魔した私たちでしたが、渡辺さんや会員のお母さん方がうまくサポートしてくださったおかげで、とても居心地がよかったです。私たち親子もこの育て合いの輪に参加して成長してみたいと思いました。

プレイセンターに興味のある方は、「電話連絡の上、体験にいらっしゃってください」とのこと。
知り合いのおうちに遊びに行くように、気軽に足を運んでみてください。

 

渡辺さんのぶんハピ 国分寺歴 38年

代表 渡辺 金子さん

プレイセンターで遊ぶ子どもたち

いきいきとした表情で遊んでいるのを見ると、うれしいですね。武蔵国分寺公園付近を歩くのも好きです。季節ごとに変化する景色を楽しんでいます。

 

子連れのぶんハピポイント

・ 無料体験が2回までできます。要事前連絡。

・ プレイセンターでは、季節のイベントも実施しています。
(お花見散歩、じゃが芋掘り、木の実拾い散歩、クリスマス会、おもちを食べる会など)

・ 参加するお母さん同士がより親しくなれる様に親睦・交流の時間(昼食・サロンタイム)が設けられています。

・ 11:30〜12:30 昼食タイム

※ 昼食は、お弁当を注文したり、子どもと一緒に又は子どもを預けて近くに買いに行くなど様々です。離乳食のお子さんは、その子にあった時間で食べます。

・ 13:30〜14:00 サロンタイム

※ 参加費で用意するお茶やお菓子を楽しむサロンタイムは、みんなに人気の時間です。

・第1・第3木曜の14:00~16:00、もとまち地域センターの体育館にて「屋内遊びの広場」を開催。
トランポリンやトンネルくぐりなど、思いきり身体を動かす運動遊びができます。無料、申込み不要。

取材:ぶんハピリポーター

施設情報

プレイセンター小さな森

TEL/FAX:042-324-5777

住所:国分寺市東元町4-5-1

開室日時:
*パートⅠ:毎週月曜 10:00~15:00
(渡辺さん宅)
*パートⅡ:毎週木曜 10:00~15:00
(もとまち地域センター、西元町3-18-12)

※ パートⅠの参加費は一家族一回300円、パートⅡの参加費は一家族一回130円
いずれも昼食持参(上記の昼食タイムを参照)

※開室時間は10:00〜15:00ですが、ご自分の都合に合わせて出入りは自由です。

アクセス:国分寺駅南口から徒歩20分

国分寺駅南口より京王バス「府中行き」に乗車し、「京王栄町店」下車、徒歩5分


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●チェックポイント
おむつがえ 
*和室、赤ちゃんのお昼寝可