本多公民館 「幼い子のいる親のための教室」(子育て支援事業)

講座内容は参加者のオーダーメイド
語りつくせる仲間ができる教室

 

向かって右が本多公民館、左が図書館

本多公民館の子育て支援事業担当の木場さん、櫻井さんに「幼い子のいる親のための教室」について、お話しを伺いました。

 

Q1.本多公民館での講座の特色

「『本多公民館の幼い子のいる親の教室』は、お母さんたちに話し合いたいテーマを事前に出してもらい、毎回の話し合いのテーマを決めています。教室の前半5回は子どものことについて、後半4回は自分の生き方について話し合います(最後の2回は教室の振り返りと保育者懇談会)。

各回でテーマはあるものの、話し合いの途中で出た違う話題についても取り上げることがあり、自由な雰囲気で行っています」

 

Q2 講座の内容・進め方

毎回、みんなで決めたテーマを話し合います

「事前に集めたテーマをもとに、毎回違うテーマを話し合います。2017年度の講座では、子どもの食事や叱り方や、夫や親との関係など、さまざまなことを話し合います。毎回、この教室が終わったあとは、次回までに教室の感想を出してもらっています。参加者の方が感想を送ることは、教室で聞いたことを復習し整理することにつながります。より教室が有意義な時間になるよう工夫しています」

 

Q3.保育室の設備について

窓から光が差し込む3畳の畳スペース

「保育室は親子20組が入れるほど広々としています。本多公民館の保育室にはすべり台やトランポリン、大型ブロックなどの大型遊具があり、ダイナミックな遊びも子ども達に人気だそうです。3畳分の畳スペースもあるため、万が一子どもが寝てしまっても布団を敷いて寝かせることができます」

 

子ども達に人気のすべり台。(こちらは収納時の状態)トランポリンなどの大型遊具もあります。

 

 

Q4.教室後の自主グループ活動について

「教室が終了した後は、そのままグループ活動をする方がほとんどだそうです。しかし、ここ数年は、職場復帰する方が増えており、人数が減少した場合は他のグループに合流することもあるようです。

現在はカンガルー、くれよん、ぽっぽ、ルピナスの4グループがあります。アロマやヨガの学習、お裁縫、調理実習、子育てに関する話し合いや幼稚園・学校の情報交換などの活動をしています」

 

参加希望者へのメッセージ

「子育てをする中で、不安や悩みは付きまといます。他の人の意見に耳を傾けることで、新たなものの見方や発見があります。最初は毎回参加できるだろうか、知らない人の中に入るのはちょっと気が引ける、という気持ちになるかもしれませんが、一歩踏み出すことで、今までとは違う子育てや生き方に出会うことができると思います」

 

リポーターの感想

私自身、子育てをしているとあっという間に1日が過ぎてしまい、自分のことを考えることもままならないことがよくあります。私も今年の教室に参加させていただいておりますが、子どもを預けて同じ境遇の仲間とじっくり話をする時間はとても貴重だと思いました。教室を終えたお母さんも保育室から出てくる子どもたちもみんな晴れ晴れとした顔をしており、母子がハツラツとした良い関係を築く絶好の機会になると感じました。

 

取材:ぶんハピリポーター

 

施設情報

本多公民館

TEL:042-321-0085

住所:国分寺市本多1-7-1

 


公民館の子育て支援事業「幼い子のいる親のための教室」紹介

「幼い子のいる親のための教室」とは? 

 国分寺市内の公民館で行われている、子育て支援事業。幼い子を育てる人たちが子育てで感じている疑問や悩み、家族のこと、自分の生き方などを地域の仲間と話し合う目的で、各公民館にて年1回開催されています。

開催時期は公民館によって異なり、毎年他の子育て支援講座との兼ね合いを考慮しながら決められています。教室に参加している間は、お子さんを公民館内の保育室に預けるので、お母さんが自分自身を見つめる貴重な時間になります。また教室を通して地域に仲間をつくり、子育てを支えあう関係ができるので、講座が終了したあとも、引き続きグループ活動を始める人達もいます。

※教室の参加募集は、公民館だよりやホームページにてお知らせしています。地域の仲間づくりが大事な要素になっているので、市内在住者であることが条件になっています。

各公民館が独自に講座を企画しています。どんな講座を企画されているのか。保育室ってどんなところ?保育してくれる人は?などアンケートに答えていただく形で取材しました。

 

「幼い子のいる親のための教室」開催の経緯

昭和46年、公民館で小さい子ども同伴で活動していたお母さんのグループが、「『教育講座』の時に保育をしてもらいたい」と公民館に要望しました(この時は、先輩グループがボランティアで保育を行っています)。「子育てをしている時期こそ、自分の生き方や子どもの発達について学習したい」というお母さんたちの強い思いを受けて、今に至っています。

昭和47年に保育者の賃金が予算化され、保育室は上記のことを受けて本多公民館から順に各館に設置されました。主催講座と自主グループ活動時に、保育室で保育を行うようになりました。

(本多公民館保育室は、昭和49年に公民館の向かいにある児童館内に設置された。その後、昭和58年の本多公民館改築の際に館内に設けられた。恋ヶ窪公民館は、平成21年まで和室を保育室として利用した)。

子どもたちの保育室での過ごし方

保育室の入り口には子ども達が大好きなアンパンマンがお出迎え(恋ヶ窪公民館)

お母さんたちが教室に参加している間、子どもたちは保育室で過ごします。各公民館に保育室が設けられており、原則子ども3名に対して1名の保育者がつきます。

保育費用は無料で、おやつ代(1回40円×回数)のみ徴収とのこと。2時間の教室の間、子どもたちは、保育室にあるおもちゃで遊んだり、おやつを食べたりして過ごします。初めて親から離れる子でも、保育の間ずっと泣いているということはないそうです。保育者は、子どもたちが遊び始めるに至る見通しをもっています。「泣いている子も他の子が楽しそうに遊んでいるのを見て、自分も一緒になって遊び始めますよ。」と担当の方がおっしゃっていました。また、事前に開催される保育のオリエンテーションで、自分の子どもに関することを保育者に直接伝える時間があるので安心です。対象は、生後6ヶ月から小学校入学前まで。赤ちゃんから幼児までが一緒に保育室で過ごす時間は、集団生活に入る前のよい経験になるようです。

保育室利用について

明るく広々とした保育室(本多公民館の保育室)

保育室は「幼い子のいる親のための教室」以外の人も利用することができます。

利用条件

ⅰ)市内に住所を有する生後6ヶ月から小学校入学前までの子どもを育てている保護者で

・保育付・託児付の公民館事業へ参加する人(保育費は公費負担)

・講座から継続してグループ活動を行う人(保育費は公費負担)

・グループが講演会や会議を開催するときに、子どもを預ける人(保育はグループ

で行う)

ⅱ)小学校入学前の子ども、及びその保護者で

・親子グループが学習会等を行う会場として利用する人(親子一緒に過ごす。利用者の半数以上が国分寺市内在住であること)

*保育室の利用についての詳細は各公民館の保育室担当の方にご確認ください。

 

この教室の内容や講師は、公民館ごとに企画し、依頼しています。

各公民館の2017年度の企画内容(毎年違う内容)について子育てカテゴリーで順次ご紹介します。

本多公民館

TEL:042-321-0085

住所:国分寺市本多1-7-1

幼い子のいる親のための教室 2017年度は10月~2月開催

また、2018年1月から「コミュニケーション講座」を5回開催。

 

もとまち公民館

TEL:042-325-4221

住所:国分寺市東元町2-3-13 2階

幼い子のいる親のための教室 2017年度は6月~1月開催

また、9月から「子育て中こそわたしのライフプランニング」を12回開催。

 

恋ヶ窪公民館

TEL:042-324-1926

住所:国分寺市西恋ヶ窪4-12-8

幼い子のいる親のための教室 2017年度は9月~1月開催

 

光公民館

TEL:042-576-3991

住所:国分寺市光町3-13-19

幼い子のいる親のための教室 2017年度は6月~11月開催

また、2018年1月から「お母さん応援講座(仮)」を5回と「お父さん講座」を開催予定。

 

並木公民館

TEL:042-321-9971

住所:国分寺市並木町2-12-3

幼い子のいる親のための教室 2017年度は6月~11月開催

また、11月から「環境について考える講座 ものづくりからエコを学ぼう」を5回開催。